RSS | ATOM | SEARCH
さらばサハラ砂漠
日本を出発してから149日目
ただいま12カ国目
モロッコのメルズーガにいます


 本当は今日の午前中のバスでマラケシュに移動する予定だった。それをもう一日延ばして滞在することに決めたのは、この日本人宿があまりに居心地がよかったからだ。

 午前中に日本人仲間4人でギワナミュージックを聴きにいき、そのあとで砂漠の湖を見に行った。本当は湖で泳ぐ予定だったのだけれど、まだそこまで日ざしが強くなかったので、やめておいた。


この日の演奏はちょっとイマイチ。昨日がよすぎたからなあ。


砂漠の湖はとてもきれいだった。

 9時すぎに宿にもどると、もうそのころから熱気がたちこめ、動くのもいやになった。とくにやることがあって延泊したわけではないから、せっかくだからのんびりすることにする。
 日記を書き、読書をして、昼寝をする。ちょっとネット屋に行ってメールを確認し、そのへんの子供とサッカーをして遊ぶ。なんてことないことをしているのに、すごく有意義な時間を過ごしたような気がしてくる。
 宿への帰り道、スイカを丸ごと買って帰った。日本人パッカーと夜遅くまで旅の話でもりあがり、冷やしておいたスイカを食う。最後は、これで4日連続となる屋外寝室で天井の星空を眺めながら眠りについた。

 幸せな4日間だった。宿のメンバーもみんないい人ばかり。ノリコさんにも本当にお世話になった。明日の午前中にはこの町を出なくてはならない。フェズのときもそうだったけど、名残おしくて仕方ない。
 ――またこの町に来よう。

 
author:tiger, category:Morocco, 21:50
-, -, - -
旅について思うこと
日本を出発してから150日目
ただいま12カ国目
モロッコのリッサニにいます


 今日の午前中、楽しかったメルズーガを離れてバスでリッサニに移動した。同日移動だったメンバーともそこでお別れ、ちょうど目的地が同じNちゃんとリッサニの市内観光をしたあと、一緒に夜行バスでマラケシュに向かった。

 リッサニではバスターミナルで知り合ったモロッコ人の兄ちゃんが市内観光の案内をしてくれた。最初に自分の従姉妹の家に連れて行ってくれ、ミントティとお菓子をごちそうになり、次にアクセサリー屋に連れて行ってくれ、ミントティをごちそうになりながら色々なアクセサリーを見せてもらった。そのあと香辛料のお店に連れて行ってくれ、ミントティをごちそうになりながら色々と香辛料の説明をしてもらい、最後に土産物屋でミントティをごちそうになりながら店と一緒に長話をしていた。


アクセサリーのお店


香辛料のお店

 結局、何も買わず、一銭もお金を払わずにミントティを4杯もごちそうになって彼と別れた。ふつうにいい人だった。中には悪質なガイドもいるので、観光している間もついつい警戒してしまう。
 とても親切な人なのに、疑ってしまったりしてしまうことがとても残念で仕方ない。でも、だからといって、何も警戒していなければ自分が痛い目に遭ってしまう。これはどこの国でも言えることで、旅人みんなが抱えているもどかしさだ。

 今日は移動日なので、あまり書くこともないのだけれど、ちょうどいいので旅についてちょっと書いてみようとおもう。

 まず、世界一周について。これまで5ヶ月旅をして思うことは、「世界一周」という肩書きはすごいけれど、世界一周すること自体はそんなに大変なことではないということ。特別治安の悪い国や戦争しているような国には行っていないので、あくまで自分のような旅をしている場合の話だけれど、とりあえず旅を始めてしまえば何とかなるもんだ。
 旅を始める前にも感じていたことだけれど、要は「世界一周をする」と決めることが一番の難関だと思う。人それぞれ状況は違うわけだけれど、何かを捨てて(仕事だったり、彼女だったり)旅に出ている人がほとんど。たぶん世界一周を決意するまでにはさまざまな葛藤があったと思う。でも、世界一周に出てきて後悔しているという人にはとりあえず一人も出会っていない。

 次に現地語について。これは、ごく少数の必要な単語さえあれば、あとはジェスチャーでなんとか伝わる。
 もちろん現地人とコミュニケーションをとるというのも旅の大きな醍醐味なので、ジェスチャーだけだと次第に物足りなくなってくる。そういう意味では旅をしながら徐々に現地語を覚えることも重要だ。モロッコなどを旅していても、英語で挨拶するより、アラビア語で挨拶したほうが相手も喜んでくれているのがわかる。
 特に英語は旅をするために必要なだけでなく、旅を楽しむために必要な言語だ。とりあえずいろいろな国で使えるし、英語は対現地人だけでなく、旅人同士の共通語でもある。欧米人の旅人などと同じドミトリーになっても、いつのまにか会話から取り残されるというケースがよくある。相手が日本語を話せるということはまずないので、もっと英語がしゃべれればいいなと何度も思わされた。

 それから旅の方法だけれど、これは人それぞれ。僕のようにワンワールドの世界一周航空券を使って1年間で一周している人もいれば、もう何年も旅をしている人もいるし、とにかく色々な国、いろいろな場所を見て回る旅人もいれば、あるていど一ヶ所に滞在して現地の人々、現地の雰囲気を味わったあとで移動していく旅人もいる。
 それぞれの性格、体力、所持金によって旅のやり方は違うので細かく分けるときりがない。それでも、同じ日本人という意識があったり、同じように異国を旅しているという仲間意識があったりするためか、普段ではまず話をしないような人でも一緒になると色々な話をしてしまう。
 中には日本人との接触を極力さけて旅をしている人もいる。せっかく異国にでたのだからという気持ちもわかるので、それはそれでいいと思う。
 でも、日本人の旅人と異国で出会えたことは僕にとってかなりでかかった。有名な遺跡や美術館、自然を見るよりも大きかったといっていい。みんな一緒にすごした時間はわずかだけれど、日本に戻ったら再会して飲みたいという連中がたくさんできた。言い換えれば、それだけ濃い時間を共有できたのだと思う。

 最後にもう一つ、旅をして何が変わったかということ。まだ5ヶ月がすぎた段階なので、これからどうなるかは分からないけれど、とりあえず現段階でいえることは、「旅をしても特に何にもかわっていない」ということ。
 僕も30歳になり、けっこういい歳なのであまり変わりようもないのだと思うけれど、各国の文化や名所、人々を見ていると、感じる部分は大きいし、吸収できる部分はたくさんある。でも、それが自分を変えるかといったら、そこまではいっていない気がする。
 あくまで、もともとある自分に何かがプラスされたということだと思う。あえて変わったことを探せば、「こんな自分でもなんとか世界を旅することができるんだ」という自信がついたということくらいだろうか。

 明日の早朝にはマラケシュに到着する。ここはフナ広場の屋台や大道芸が有名なので、存分に楽しんでやろうと思う。
 
author:tiger, category:Morocco, 21:54
-, -, - -
フナ広場のあかり
日本を出発してから151日目
ただいま12カ国目
モロッコのマラケシュにいます


 13時間かけてバスはモロッコのマラケシュに到着した。マラケシュには北アフリカで一番大きなメディナ(旧市街)のある町だ。メディナの面白さはすでにフェズで体験済み、しかもここのフナ広場は夕方から屋台と大道芸人がひしめくことで有名らしい。屋台も大道芸も大好きなので、ここは大いに期待してしまう。

 7時にバスターミナルに着くと、まずはタクシーでメディナに移動した。フェズでは新市街に宿をとり、そこから歩いてメディナまで移動したのだけれど、今回はメディナに宿をとって、どっぷりとメディナを堪能することにした。
 Nちゃんと安宿を一軒一軒あたっていく。Nちゃんはここでフランス留学中の後輩と合流することになっているらしい。彼女はダブルの部屋がすぐに見つかったのだけれど、こちらはシングルルーム希望なのでなかなか見つからない。
 フランス語堪能なNちゃんの助けもあって、15軒ほど安ホテルをまわり、ようやく60DH(900円)の宿を見つけることができた。

 朝食を食べてNちゃんと別れると、とりあえず宿に戻ることにした。このままメディナを探索してもよかったのだけれど、そういえばここのところちゃんと寝ていない。夜行バス、砂漠、砂漠、テラス、テラス、夜行バスとつづき、6日間連続で室内で寝ていなかったので、部屋のベッドでちょっと昼寝をすることにした。
 3時日間ほど寝て日記を書いたりしていると、いつのまにか夜の8時になっていた。腹も減ってきたことだし、とりあえず外に出てみることにする。

 歩いて5分のフナ広場に出ると、広場には煌々とあかりがともっていた。午前中はなかったはずの屋台が数え切れないほど姿をあらわし、煙がいたるところから昇っている。その中には数え切れないほどの人々がひしめきあい、大きなパワーを放っていた。





 うおーっ、す、すごい。遠くから見ていても、そのエネルギーが伝わってくる。嬉しくなり、自然と早足になっている自分がわかる。でも、もう止めようがない。
 屋台では、今まで見たことがないモロッコの料理をたくさん目にすることができた。どれも実に美味そうだ。早足でぐるりと一周してから魚の揚げ物の屋台にはいる。味もよし、雰囲気もよし、屋台を2軒ハシゴして、おなかも気持ちも満たされて広場をあとにした。





 本当は屋台の周囲で繰り広げられていた大道芸も見てまわりたかったのだけれど、これは明日以降にとっておこう。まだマラケシュ初日、今日のうちに全部見てしまわないで、明日からめいっぱい楽しめばいい。


ヨーヨー釣りならぬジュース釣り。

 宿に帰る前にNちゃんの宿によって話をしていると、メルズーガの宿で一緒だったメンバーがちょうど宿にやってきた。ヒロシ君、Kさん、S君、3人ともワルザザートからやってきて3時間前にマラケシュに着いたのだという。
 ヒロシ君とは会う約束をしており、Kさんもマラケシュを通過するので会う可能性はあったのだけれど、S君はメクネスに行くといっていたので一緒にいることに驚いた。なんでも、間違ったグランタクシーに乗せられてしまったそうで、せっかくだからマラケシュも観光してから移動するのだという。
 なにはともあれ、砂漠メンバー5人が1日半ぶりで早くも再会してしまった。Nちゃんの後輩も加わって日本人旅人が6人そろったので、せっかくだから明日の夕方に合流していっしょにフナ広場に行くことになった。
 
 夜中、読書が終わって寝る前に屋上のテラスに上がってみた。空は深夜3時にもかかわらず街明かりに照らされて明るかった。星はただの一つも見えない。
 ああ、ここはもう砂漠ではないのだな、と思った。

 


author:tiger, category:Morocco, 21:55
-, -, - -
フナ広場の大道芸
日本を出発してから152日目
ただいま12カ国目
モロッコのマラケシュにいます


 昨夜は夜更かしをして朝5時半まで起きていた。日本で仕事をしていたときは結構それくらいの時間に寝ていたのだけれど、旅をしていると早い時間帯から動くことが多いので、さすがに2時3時には寝てしまう。

 旅の最初のほうは、というよりつい最近までは、せっかく異国にきているのだから何かやらなければ、どこかを観光しなければという強迫観念にさいなまれていたのだけれど、最近はやや落ち着いた。
 さすがに1年間旅を続けるわけだから、このぺースじゃちょっときつい。興味のあるものだけを見て、あとは自分の時間を過ごそうと思うようになった。読書をしたり、近くを散歩したり、ネットをしたり、ボケーっとしたり……。

 今日もそんなかんじで9時過ぎに起き、ただのんびりと時間を過ごした。メディナのスークを見に外に出たのはすでに午後3時だったけれど、昼間は気温も高いのでちょうどよかったかもしれない。
 今日は夕方から昨日再会したメンバーと一緒にハンマム(日本のサウナのようなもの)に行き、そのあとでフナ広場の屋台へ繰り出すことになっていた。6時に集合して、ハンマムに行く。料金は8DH(120円)。ハンマムに行くのは2度目だけれど、これはなかなか気持ちいい。





 そのあとは総勢5人でフナ広場の屋台を食い歩きした。こういうのは人数が多いほうがいい。一皿頼んでみんなでひと口ずつ味見してまわる。これだと色々なものが楽しめていい。ゲテモノチャレンジで牛の脳みそを食ったり、カタツムリを食ったりもした。僕はゲテモノは大丈夫なので普通に食ったけれど、味はまあまあだった。


これ、カタツムリです。



 屋台のほうはすごく活気があって、昨夜同様、歩いているだけで面白いのだけれど、大道芸のほうはちょっとイマイチという感じがした。ヘビ使いがいたり、雑技系の人がいたり、お手玉などをやる人がいたりするのかと思っていたら、ほとんどがミュージックや踊り中心のショー的なものだった。
 個人的な好みもあるかもしれないけれど、これはちょっと物足りなかった。

 ところで、モロッコの国はとても過ごしやすくいい国なのだけれど、ひとつ、かなり困っている事柄がある。何かというと、それは酒が飲めないことだ。
 日本にいるときも毎日ビールを飲んでいたが、旅に出てからもほぼ毎日ビールやワインを飲んでいる。ただでさえ好きなのに、この暑さだ。これはもう禁断症状が出ている。
 だって8日間で330ミリのビールを1本だけしか飲んでない。こんなに飲まなかったことって日本にいるときも含めて記憶にないなあ。
 新市街には売っているところがあるらしい。明日はそこにくりだしてみることにしよう。
author:tiger, category:Morocco, 01:08
-, -, - -
久しぶりのビール
日本を出発してから153日目
ただいま12カ国目
モロッコのマラケシュにいます
 

 久しぶりのビールの味は格別だった。確かに味自体はあまり美味くないし、後味も悪い。でも、久しぶりにアルコールを胃の中に入れたことが何ともいえない安堵感を与えてくれた。やっぱりビールは最高だ。

 今日はビールを買いに新市街まで繰り出して、スーパーマーケットで食料の買出しをしたあとビールを買ってメディナに戻った。したことといえば相変わらずメディナのスークをまわって、夕方からフナ広場で屋台探索。かわりばえのない1日だけれど、マラケシュはそれでいいなと思った。







 本当は明日の早朝にカサブランカに移動して観光しようと思ったけれど、もう一日マラケシュでのんびりすることにした。カサブランカはモロッコのなかでも圧倒的に人口の多い都市ではあるけれど、旅人もモロッコ人も、みんながみんな面白味のない都市だという。
 その理由はカサブランカ自体がニュータウンであることらしい。それなら無理して急ぎ足で観光しても仕方ないかなと思った。あと一日、マラケシュのメディナを堪能しよう。
author:tiger, category:Morocco, 01:19
-, -, - -
トイレットペーパー4つ
日本を出発してから154日目
ただいま12カ国目
モロッコのマラケシュにいます


 昨日新市街に行ったときに買ったトイレットペーパーがなくなった。4ロールが1日でなくなってしまったのだ。
 ふつうは荷物を減らすために1ロールか2ロールで買うのだけれど、たまたま4ロールセットしか売っていなかったのでそれを買っていた。にもかかわらず、それが1日で全部なくなってしまった。

 強烈なゲリピーピーが朝から奇襲をかけてきた。最初は久しぶりに昨夜飲んだビールがきいているのかと思い、ほったらかしにしておいたのだけれど、どうもようすがおかしい。
 とりあえず、30分おきくらいにその波は訪れ、次第に液体のみになっていく。学生時代のコンパでつぶれ、吐くものがなくなって胃液しかでないという感じだ。

 何が原因なのだろう。思い当たるフシはいくつかある。というより、こっちの食いもんはすべてが怪しい。ハンバーガーの中に入っていた卵やハムかもしれないし、揚げドーナツの油が古かったのかもしれないし、やはり久しぶりに飲んだビール自体が悪かったのかもしれない。振り返ってみると、昨日食ったものがすべて怪しく思えてしまう。
 そのなかでも一番怪しそうなのが、昨日行ったマクドナルド。チキンマックバーガーセットを頼んだのだけれど、セットドリンクのスプライトが非常にあやしい。ジュースに入れている氷が溶けて、飲んだ一口目から「うっ」とするほどまずかったのだ。
 なぜか水の味だけには敏感だ。少し前のブログにも書いたように普段から水は飲まないので、現地人には大丈夫な水道水でも身体が敏感に反応したのかもしれない。
 もうトイレは30回近く行っているはずだ。以前クスコで友達からもらった下痢止めの抗生物質と日本から持参した正露丸を飲んだのだけれど、まったくは効果ない。
 この旅で過去一度、ウユニにいるときに下したことはあるけれど、今思い返すと、あれはどうやら高山病の症状のようだ。日本にいるときも食べ物にあたるなんてことはめったにないので少し過信していたのかもしれない。
 ここは海外だ、これからはもっと食いものに気をつけよう。

 夜8時に夕飯を買いに外に出るまで、1日中トイレとベッドの繰り返しだった。それも、途中で腹がいたくなって小走りで宿に戻る始末。夜になってもいっこうに治まらない。明日はカサブランカに移動しなくてはならない。大丈夫だろうか……。
author:tiger, category:Morocco, 01:21
-, -, - -
また来るぞ、モロッコ
日本を出発してから155日目
ただいま12カ国目
モロッコのカサブランカにいます


 今日は移動日。精神的にも肉体的にものんびりした(最後はゲリで悩まされたが)モロッコも今日が最終日。昼前に列車でカサブランカに向かい、そこで空港行きの列車に乗り換えた。
 列車の旅はいい。心にゆとりがもてる。読書もできるし音楽を聴いていてもここちいい。夜に空港に着いて明日早朝のバルセロナ行きの便に備えた(つまり空港泊。これで宿代も浮く)。


マラケシュの宿。お世話になった。特にトイレ。


モロッコの列車は以外にもなかなか快適だった。



 タンジェ、フェズ、メルズーガ、マラケシュと17日間に亘って滞在したモロッコ行は楽しかった。人がよくて、治安がよくて、人間くさい国、モロッコ。写真はなかなか撮れなかったけれど女性が予想外に美人だったことも驚いた。どことなくひと月前に滞在していたキューバに似ている。
 旅で出会ったメンバーもよかった。ペルーのリマ以来の再会となったヒロシ君は乗りがよく一緒にいて楽しいし、一つ年上で旅歴の長いKさんには色々な国のことをきけた。メルズーガで出会ったNちゃん、Aちゃんは個性豊かで面白い女の子。NちゃんのモノマネとAちゃんの「オーチ」(ラクダを座らせるときに使う言葉。うちらの合言葉になっていた)はたぶん一生忘れないだろう。危なっかしいS君としっかりもののTちゃんも旅を楽しくさせてくれたメンバーだ。

 1人で入国してきたモロッコでもいつのまにか仲間がたくさんできた。5年後にまた砂漠で会おうと約束し(ホンマかいな)ひとりずつ別れていく。たぶんヒロシ君とは近々エジプトで合流するはず、Kさんともたぶん東欧で合流するはずだけれど、みんなそれぞれの旅を楽しんでほしい。

 一つ報告するのを忘れていた。僕のお腹の調子。朝っぱらから2度便所にかけこんだものの、お蔭様でそれ以降は落ち着いてくれていた。イスラムの神がモロッコ最終日を気持ちよく終えさせてくれたのだと無理にでもこじつけたくなってしまう。

 そうそう、最後にひとつ素敵なお土産をもらった。カサブランカの駅で空港行きの列車を待っていると、近くにいたガキんちょがこちらに興味を示してきた。手招きして遊んでやると、最後にホッペタにキスしてくれた。
ガキんちょは男の子だったけど、とても嬉しいモロッコ土産だった。(そういう趣味があるわけではありません。くれぐれも)
 5年後に砂漠で再会というのは冗談だけど、死ぬまでにもう一度モロッコには訪れてみたい。ブエノスアイレス、イースター、ウユニ、キューバ、そしてモロッコ……再訪したい国が増えすぎて大変だ。ちゃんと社会復帰できるんだろうか……。


author:tiger, category:Morocco, 01:22
-, -, - -