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19歳パッカー、20歳になる!
旅日記第3部 《インド編》
旅を始めて59日目
現在、ネパールのポカラにいます。


 19歳パッカーT君の風邪が治らない。というよりどんどん悪化している。今日で4日目、病状はどんどん悪化しているようだ。

 今日は彼にとって特別な日。そう、今日は彼の記念すべき20歳の誕生日なのだ。せっかくめでたい日なのに当の本人はそれどころではない。39度近い高熱にうなされ、頭痛、腹痛、下痢、吐き気。表情を見ているだけでかなり辛そうだ。
 風邪だと思うと言っていたけど、いっこうに治る気配がないので今日の午前中に一緒に病院に行ってみることにした。

 現地人と結婚し、ポカラに住んでいる日本人の人におすすめの病院を聞き、タクシーで病院へ。まあまあ大きな病院で、診療はすぐに受けられた。
 現在の状況を話すと、まだ何の診断もしていないのに300ルピー(360円)と書かれた紙を渡され、会計にいって金額を支払う。そのあとで体温と血圧を測り、聴診器をちょっと当てただけで診療は終了。5種類の薬をカルテに書いて渡され、薬を買って病院をあとにした(薬は249ルピー、300円)。

 診断前に診断料が決まり、診断も2枚着ている服の上から聴診器を当てようとする始末。そこは「おいおい!」と服を自ら脱いだものの、なんともいい加減な診断だった。これで大丈夫なのかと2人で首をかしげたけれど、あとは薬が効いてくれるのを願うしかない。




 実は彼が今日誕生日だということはだいぶ前に聞いていて、サプライズパーティーをしようと意図的に彼との話の中ではそのことに全く触れていなかった。彼自身、病院のカルテに生年月日と年齢を書くまでは自分が今日誕生日であることも忘れていたらしい。
 たった一人でドミトリーのベッドに寝込みながら20歳の誕生日を送るのはあまりにも寂しい。寂しすぎる(ドミトリーは彼一人しか泊まっていなかった)。

 夕方なんとか外に出られる状態になったのでオジヤの食べられるレストランに行き、事前にカトマンドゥで同宿だったメンバーに声をかけ(バラバラにポカラに来たので今はみんなバラバラの宿に泊まっている)、さやかな誕生日パーティーをとりおこなった。
 集まったメンバーは6人。昼間にオーダーしておいたT君の名前入りのバースデーケーキを取り出し、たまたま近くにいた日本人旅行者や欧米人も一緒になってハッピーバースデーを歌い、みんなで彼の二十歳の誕生日をお祝いした。








 T君もかなり嬉しそうだったけれど、これをパワーにして早く病気を完治させ、無事に世界一周を成し遂げてもらいたい。今晩の無理がたたって病気が悪化しなければいいけれど……。
 
 
author:tiger, category:ネパール編, 16:36
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