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ネパール入国!
旅日記第3部 《インド編》
旅を始めて45日目
現在、インドのダージリンにいます。


 楽しかったダージリンの町とも今日でお別れ。もう何日か滞在してもよかったんだけれど、行きたい場所はだいたいまわったし、楽しいうちに町を移るのもいいかなと思い移動することにした。

 朝9時にチェックアウトをすませ、宿を出る。コルカタで知り合ったジャズマンTちゃんの情報と、お世話になった「ホテル・プレステージ」の日本人経営者直美さんの情報をもとに、今日はいよいよネパール入国だ。
 まずは宿を出て、路上でスィリグリー行きの乗り合いジープをつかまえる。町中を移動しながら30分ほどで乗客が集まり、山をくだっていざスィリグリーへ(料金は80ルピー、160円)。
 行きにトイ・トレインで通ったレールの脇の道をトイ・トレインの約3倍の速さでジープは走りおりる。標高がさがると暑くなり、長袖を脱いでTシャツに。宿で出してくれた湯たんぽの温かみを思い出し、ダージリンとも本当にお別れなんだという気になる。

 3時間弱でジープはスィリグリーに到着した。ここでネパールボーダー行きの乗り合いジープに乗り換える(料金は50ルピー、100円)。
 かなりポンコツジープの後部座席で揺られながら、今度は1時間ほどでネパールボーダーに到着。時計は午後1時半をまわっていた。


乗り合いジープ。乗り合いリキシャよりずいぶん楽だった。


 まず、インドのイミグレーションを探す。ちょうどポリスがいたので聞いてみると、すぐ背後の建物を指差された。

 ――えっ、これがイミグレ!?

 およそイミグレとは思えない粗末な作りで、インド人のおっさんが一人いるだけ。出入国の手続きにきている人は一人もいなかった。
「おお、日本人か! ちょうど暇していたんだよ」という感じで係員のおっさんが出てくると、インドの感想と今回の旅のルートを聞かれながら、ほどなく手続きは終了した。


インドのイミグレーション


 そこからネパールのイミグレまでは歩いて橋をわたる。橋を渡ったところはもうネパールだった。ネパールのイミグレはインドよりは立派だったけれど、やっぱり手続きに来ていたのは僕ひとり。ここでも世間話につきあわされ、1ヶ月のネパールビザを取得して手続きは終了した。(ビザ代は40USドル。それにインドコミッションが必要とかで100インドルピー支払った)
 思えば、陸路での国境越えは1年半前のカンボジア→タイ以来。手続き自体は人もいなくてかなり楽ちんだったけど、ちょっとした緊張感を久しぶりに味わえた。陸路での国境越えも楽しいもんだ。



国境にかかる橋


ネパールのイミグレーション


 向かう先はネパールの首都カトマンドゥ。カトマンドゥまでは直通の夜行バスを使うことにした。バスターミナルはボーダーから歩いて5分の場所にあり、チケットの相場も聞いていたので、最初に入った旅行会社で780ネパールルピー(940円)のバスチケットを購入した。
 
※現在のレートは1ネパールルピー=1.2円。1ドル=78ネパールルピー。1インドルピー=1.6ネパールルピー(これは固定レートらしい)。

 バスが発車する夕方5時までは3時間ほどあり、ちかくのチャイ屋でガキんちょと遊んだり、売店に顔をだして時間をつぶした。
 ネパールの物価はインドよりほんのちょっと高いけれど、日本と比べるとやっぱりかなり安い。それでもインド物価に慣れてしまっているので、ネパールの金銭感覚に慣れるには少し時間がかかりそうだ。



なぜかヤギがたくさんいた。


水を飲もうとして抜けなくなったアホなヤギ。


遊び相手の少女。


 バスは定刻を30分遅れで出発した。実は、ネパールの国境越えからカトマンドゥまでの道のりには大きな不安要素があった。
 これは他のネパールボーダー付近でも同じだけれど、このエリアには山賊が出るらしい。すでにインドに来てから2人の日本人パッカーが山賊にやられたという情報を耳にしている。
 ダージリンからカトマンドゥに抜けるまでの道のりは比較的安全というのでこのルートを選んだんだけれど、万が一がないわけではない。

 心配になったのでバスチケットを買った旅行会社で聞いてみると、
「ノープログレム、サムタイムサムタイム」
 って、やっぱりときどきあるんじゃん! 貴重品は手荷物にいれず、山賊に渡せる用の財布も用意しておいたけれど、さすがに心配になって速攻熟睡タイプの僕も眠るどころではなかった。
 しかも僕のシートは乗車口のすぐ手前、一番先に狙われるのは僕ということになる。外国人中心にやられると聞いていたから、少しでもネパール人顔を作ってみようと練習したり、山賊が入ってきたら横のネパール人のおっさんにもたれかかって寝たフリをしようと考えたり、気が気ではなかった。

 バスは途中、何度も検問で停車した。停車するたびに不安がよぎる。たまにアーミー服の軍人が車内に入ってきたりするもんだから、そのときはもう冷や冷やだった。
 一度などは、前のバスの乗客10人ほどが道路脇で手を前に組んだまま道路に背をむけて直立の姿勢で並んでいた。これはついにやられたかと思ったら、検問で待っている間に集団で立ちションをしているだけだった。

 ただ検問が頻繁にありすぎて、道路はおおむね渋滞状態。これだけ車が頻繁に行き交えば山賊は出ないなと思い、6、7回目の検問が終わったくらいで眠りについた。

 無事にカトマンドゥに着けますように。。。


author:tiger, category:ネパール編, 19:33
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