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巨峰アンデスとワインの町
日本を出発してから4日目
ただいま2カ国目
アルゼンチンのメンドサにいます


 午前五時、山田の目覚ましが鳴って眠い目をこする。基本的に朝は強い方だが、昨日はロケットビールと旅の疲れでいつの間にか寝むっていたので、ちょっときつい。

 山田の飛行機が朝早いので、仕方なくタクシーを頼んだのだが(2200円くらいかかる)、これは今日僕がアンデスを越えてアルゼンチンのメンドサに入るバスチケットと同額。これからはよっぽどのことがない限りタクシーは使えないなと思った。

 山田を見送って部屋に戻る。山田とは9日後の2月1日にブエノスアイレスで落ち合う予定。寝過ごすのが怖かったのでそのまま起きて準備をすることにした。

 地下鉄に乗ってバスターミナルに着くと、すごい人だかり。各方面に移動する長距離バスが列をなしている。昨日チケットを買ったときには40番か49番の乗り場にバスが来ると言われていたのだけれど、実際にバスが来たのは47番。まあ、これくらいあたりまえと思わなければ……。

 バスはチケットが安い割に超豪華な二階建てバス。席も広くてやわらかく。出発してすぐ眠ってしまった。


バスターミナルは朝から人でいっぱい


二階建バスは運良く二階の窓際だった

 30分後に目を覚ますと、そこはもう市内から外れた平原で、アンデスの巨峰はすぐ目の前。さすが国が細長いだけのことはあるな、と一人で感心していのだが、いざアンデス山脈に入ると、予想を遥かに超えるそのスケールに圧倒された。

 山田がパタゴニアで氷河を見るというので、いいなと思っていたけど、こっちはこっちで凄い。僕のつたない表現ではちんぷなものになってしまうので書かないけれど、これは絶対見る価値ありです。

 クネクネと山を登る。かなり標高も高いはず。途中何度か耳が痛くなったのは、たぶん気圧の関係だろう。標高6960メートル、南米大陸最高峰アコンカグア山の麓を通るのだからそれも当然といったところか。

 どうでもいい話だけれど、隣にいたキレイなお姉さん(たぶん20歳くらい)が赤ちゃんを抱っこしていて、途中で授乳をはじめたので目のやり場に困ってしまった。これは旅の当初から感じていたことだが、南米の女性は例外なく胸が大きい。このお姉さんも母乳ということはあれ、その標高はかなりのものだった。


写真でその迫力をお伝えできないのがもどかしい。



 バスはイミグレーション(国境越えの手続き)に着いていったん下車。かなりの車が並んでいたため、アンデスを見ながら少しゆっくりできた。

 初めての陸路での国境越えだったが、なんてことはなく、パスポートを見せてハンコを押してもらうだけ。それをチリ側とアルゼンチン側(同じ建物内で横並びになっている)でやって終了。アルゼンチン側の係りの人は、僕のパスポートを見ると、
「おお、ハポン(スペイン語で日本)! コンニチハ、アリガトゴザイマース」と笑いながら言っていた。


初めて陸路での国境越え

 バスがメンドサに着いたのは18時半。面倒くさいので、そのバスターミナルで明後日のブエノスアイレス行きのバスチケットを取る。夜行バスで15時間、朝食とドリンク付きで120ペソ(4500円)だった。


一面に広がるブドウ畑


路上でインチキ商売をするオヤジ。札をシャッフルしてどれが当たりかあてるやつ。

 ターミナルを出たのが19時半。お昼のように明るいので勘違いしがちだけれど、結構いい時間。もちろん宿の予約なんかしていないので、目星をつけておいた安宿街まで荷物を持って移動する。

 道に迷いながら、人に聞きながら、結局歩いて安宿街に到着。途中でネットカフェにも寄ったため、着いたのは夜9時だった。
が、最初に入った安ホテルは満室。次も次も満室で、あたりはいよいよ暗くなっていく。さすがにあせる。更に近くのホテルをまわり、ようやく6軒目で空室のあるホテルを見つけた。シングルでシャワー付きの部屋が30ペソ(1140円)。なかなかグッドなホテルを見つけた。




今回の宿。いいとこが空いていてよかった。

 今日と明日の2泊分の料金を支払って部屋に入ると、荷物を置いてすぐに街にでた。とりあえずワインを飲まなくては。

 メンドサはアンデスの麓にある町でチリワインの有名な産地。世界第4位の生産量を誇るアルゼンチンで、実に7割のワインがここメンドサで生まれている。日本にも多くのワインが輸出されており、「トラピチェ」というワインは日本でも有名らしい(よく知らないけれど)。

 安くてうまい店をホテルの人に聞いて、すぐ近くの庶民的なレストランに入った。「流し」が現地の歌を唄い、いい雰囲気でワインを飲む。ハーフボトルで9ペソ(340円)。値段の割にはいける。明日はもっといいのを飲みたいなあ。


ちょっと贅沢しました。でもこれで28ペソ(1000円)


南米民謡でワインの味も2割増し
 
 そういえば旅に出て以来、日本人とは空港以外で会っていない(山田を除く)。ロサンゼルスとか台湾みたいにあまり日本人がいすぎるのも興ざめだけど、明日あたり、一人くらい日本人と会いたいなあ。

author:tiger, category:Arzentina, 14:33
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