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おのぼりさん、南米初上陸
日本を出発してから3日目
ただいま1カ国目
チリのサンティアゴにいます


 今日は一日遅れで山田がチリやってくる、はずだ。

 実は、予定では明日から山田と別れて行動することになっていた。僕はアンデス山脈を越えてアルゼンチンに入国、ワインで有名なメンドサという町を目指す。一方の山田はサンティアゴから南下、パタゴニア地方に入って氷河を見るという。

 これを逃すとしばらく会えなくなる。まあ、それはそれでいいのだけれど、一度は会っておいたほうがいいと思ったので、空港まで迎えに行くことにした。

 飛行場に着くと、昨日お世話になったタクシー運転手と偶然再会する。空港でATMを探している僕を見つけて親切に案内してくれ、タクシーではなくバスに乗るといったら、バス乗り場まで送ってくれた運転手だ。どうやらここを自分の仕事場にしているらしい。

 サンティアゴに着いてまだ1日だけれど、その間に7、8人の現地人に尋ね事をした。すると、その全員が親切に耳を傾けてくれ、自分でわからないことがあると、周りの人に聞いてくれる。スペイン語が全然わからない僕にも精一杯伝えようとしてくれる。自然こちらも顔がほころぶ。なかなかいい町だ、サンティアゴ。

 飛行機は定刻に着陸。しばらく待っていると、おのぼりさんが満面の笑顔でやってきた。

 山田「いやいやいや、まいったまいった」

 と言いながら、かなり嬉しそう。荷物をそこらへんに放り出し、タバコを取り出して火をつけると、飛行機に遅れたいきさつを身振り手振りで説明された。(というか、お前、なんでライター持ってんの? アメリカン航空は持ち込み禁止でしょ!)

 タバコを吸い終わったと思ったら、今度は「あっ、写真写真!」。おもむろにデジカメを取り出して、撮影会がスタートした。見ると、成田を出てからここまでで20枚以上写真を撮っている。そんなに撮る場所あったっけ……。

 山田を連れてバスでホテルに戻る。話を聞くと、成田から南米まで一人で来たことが、山田のなかでかなり良かったらしい。「一人旅の楽しさを知りましたよ!」と嬉しそうに話しているのだが、飛行機を乗り継いだだけで、まだ本格的な旅は始まっていませんから!

 ホテルは昨日と同じで、シングルルームからダブルルームに移動。一人あたりの宿泊料はダブルになっても変わらず7000ペソ(1500円)だった。

 部屋に入り荷物を置く。これは空港から気づいていたことだが、
 山田、荷物でか!

 僕がキャスター付きリュック(50リットル)と肩掛けデイバック(7リットル)を持ってきたのに対し、山田はキャスター付きリュック(70リットル)と肩掛けデイバック(7リットル)に加え、18リットルくらいのリュックサックももってきている。しかも、どれもがパンパンに膨れていて、やたら重い。

 おまえ、これ何が入ってるの? これ持ってこれから旅するつもり? かさばるパジャマが入っていたり、寝袋が入っていたり、飛行機用安眠枕に空気を入れるためのポンプが入っていたのにはさすがに吹き出してしまった。

 山田「いや、これでもバケツを持って行くのやめたらかなり楽になったんですよ」
 僕「…………」





山田の荷物。たぶん僕の倍近くある。


 荷物を置いて街中へ。しばらく歩行者天国を徘徊したあと昼飯に。遅れてきた詫びとして、山田にピザとラザニアをご馳走になる。

 昼飯のあとは、明日僕が向かうメンドサへのバスチケットを取りに、地下鉄に乗ってバスターミナルへ。暑い中さんざん歩いてそのターミナルを発見、明日10時のチケットを無事に入手できた。

 そのあとは近くの市場をまわり、地下鉄でホテルの最寄駅についたのが午後8時。8時なのに空がまだ明るいから、夕方4時とかそれくらいに思えてしまう。


ラザニア。迫力満点。


市場を探索。もっとでかい市場もあるらしい。


市場で変な服を発見。無視を楽しめ? 虫を楽しめ?


午後9時、サンティアゴの遅い夕暮れ


 夕飯はロケットみたいなでっかいビールを頼んで、二人で乾杯。これからの旅の成功を祈願した。

 さあ、明日からいよいよ別行動。自分のアンデス越えもすごく楽しみだけど、あのおのぼりさんがあの荷物を持って移動できるのか? 初の一人海外でどんな旅をしてくるのか? 楽しみで仕方ありません。


ロケット型ビールは飲み応え十分


歩行者天国でやっていた夜間の路上ライブ


やたらノリノリのおばさんに肩を抱かれた


出発の便に乗り遅れ、飛行機で26時間。さすがにお疲れの山田君です。

author:tiger, category:Chili, 14:28
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