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いよいよ旅もあと3日。旅の最後に……
日本を出発してから352日目
ただいま39カ国目
香港にいます



 あと3日でいよいよ僕の世界一周も終わる。去年の1月20日に成田を出発して南米から始まった旅もあと少しで1年が過ぎようとしている。

 香港に到着し、あとは日本に帰るだけなのだけれど、せっかくなので最後に何か面白いことをして世界一周をしめくくりたい。……で、考えた。
 題して、

「マカオで大小!沢木耕太郎に負けてたまるか!」

 である。ご存知の方も多いと思うが、旅人のバイブルとされている沢木耕太郎の名著「深夜特急」の第一巻では、著者がマカオのカジノにいき、カジノゲーム「大小」にのめりこんでしまうくだりが描かれている。
 僕はこの場面が「深夜特急」の肝だと考えており、他のどの場面よりも気に入っている。これこそが「旅」だとも思ったくらいだ。
 時代も状況も違うけれど、同じ貧乏パッカー。金を惜しみなく使ってカジノを楽しむのではなく、金のない状況下でマカオのカジノに「ハマって」みたい。

 現在の訪問国は特別行政区を含めて39カ国。国数には別にこだわっていないのだけれど、マカオに行けば全部で切りのよい40カ国になる。どうしようか考えていたのだけれど、今日の昼すぎに行くことを決定した。
 香港からマカオまではフェリーで1時間。明日の午前中に香港を出て、夜中に帰ってくれば8日の日本帰国の便に間に合う。旅の最後がマカオのカジノというのも僕らしくていいではないか。そういえば、旅中に31歳の誕生日をむかえたのもラスベガスのカジノだった……。


 というわけで、今日は午前中は宿でのんびりし、午後からは東南アジアをまわった荷物の片付け。いつでも帰れる準備を整えたあとでネットと屋台めぐりをして香港を楽しんだ。

 屋台で一人、ビールを飲んでいると、どうしても旅の思い出がフィードバックしてきてしまう。
 そういえば、旅を一緒にスタートした山田の馬鹿は今頃どこらへんをフラついているのだろう。5月にアメリカで別れて以来、音沙汰がない。たぶんアジアにいるはずだが、とりあえず生きてはいるのだろうか?

 夜中12時半に宿に戻ると、50代の日本人男性が同じ部屋に泊まっていた。

「いや、最近になってこういう旅のやり方を知りましてね。すっかりハマってしまいましたよ。いや、旅って面白いですね。僕は正月休みを使ってせいぜい10日間の旅ですけど、それでも今自分にできるのはこれが精一杯なので、その中で楽しんでますよ。これだと費用も安く済みますしね。でもあなたを見ていると、本当にうらやましいです。僕もあと20歳若かったらなあ」

 僕もこれから年をとっていく。いずれは仕事をしなくてはならないし、時間は限られたものになるだろう。40代50代になってもこういう貧乏パッカーをするかどうかは疑問だけれど、少なくともこの人のように貪欲に人生を送っていきたいなと思った。
 ありふれた言葉ではあるけれど、人生一度きり、後悔のある人生は送りたくはない。

 明日はマカオのカジノにチャレンジだ。久しぶりに興奮して今日はめずらしくベッドに横になってからも眠れなかった。



今日の夕飯はヌードル。


さらに晩飯は必勝祈願でバーベキューにビール!



author:tiger, category:Hong Kong, 18:50
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