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友と再会、そしてカオサンでカウントダウン!
日本を出発してから346日目
ただいま39カ国目
タイのバンコクにいます


 今日は午前9時に起床。10時に通りに出てまずは航空券を探すことにした。
 本当は陸路でラオスを通って香港まで戻ろうと思っていたけれど、残念ながら時間がない。無理をすれば行けなくもないだろうけど、いまさら焦るのもいやなのでバンコクにしばらく滞在することにした。

 旅行会社をいくつかまわって値段を聞いてみたところ、バンコクから香港までの便は5500バーツ(17000円)くらいが相場らしい。とりあえず、香港から成田の航空券を1月8日でおさえてあるので、それまでに香港に帰らなければならなかったのだけれど、空席があるというので一安心。
 値段もそんな高くない。さすがバンコクだ。
 バンコクの航空券は安い。旅なれた旅行者のなかには日本から海外に行くときにバンコクを経由し、そこで数日滞在してから別の場所に飛ぶ人がいる。航空券も安く、バンコクも楽しめるのでお得なのだそうだ。
 ベトナムでもバンコク発香港行きの航空券を探したのだけれど、安いチケットで3万円くらいした。格安航空券が生まれたのはバンコクという話を聞いたことがあるが、それもうなずけるほどバンコクはチケットが安くて豊富だった。

 結局、一番安かったカオサン通りぞいの「MPツアー」で5日のチケットの予約をしておいた。ここの旅行会社は日本人が経営していて、日本語で話せるのでほんとに便利。現地ツアーも色々あって値段も安いのでおすすめです。

 
 チケットを入手したあとは、とりあえず昼食タイム。タイにきたからにはトムヤムクンをと思い、近くの食堂で食っていると、カオサン通りになにやら見覚えのある顔を発見した。
 よーく観察してみると、間違いない、ケニアで一緒にサファリツアーに行ったトオルさんだ。

 トムヤムクンの残っていたスープを一気に飲み干し、あわててお勘定してあとを追いかける。


トムヤムクン。


「トオルさん?」

「えっ、あっ、なんでここにいるの?」

「いや、なんではこっちですよ。もっと早くバンコクに着いてるはずじゃなかったんですか?」

「いや、そうなんだけど……。ちょっと色々あってね」

 話を聞くと、一緒にサファリツアーに参加していたM子ちゃんとあのあと付き合うことになったのだという。予定を変更してしばらく彼女とアフリカをまわり、ここバンコクで待ち合わせをしているのだそうだ。

 いや、サファリツアーの頃から何となくいい感じだったけれど、そういうことか。それはそれはおめでたい。旅を始めてそろそろ1年になるけれど、僕にはそんな出会いなかったなあ。。。


 トオルさんと一緒にバス停でM子ちゃんを待っていると30分ほどでバスがやってきた。
いたいた、M子ちゃんだ。
 M子ちゃんはアフリカからの長距離移動で疲れているのか死にそうな顔をしてバスから降りてきた。こっちには目もくれず、でっかいバックパックを重そうに担いで歩いていく。あわてて呼び止めると、

「あっ、あれっ、なんでー!?」

 トオルさんと全く同じ反応だった。
 しばらく再会を楽しんだあと今夜はどうするという話になり、せっかくだから夕方待ち合わせて一緒にタイスキを食いにいき、そのあとカウントダウンをしようという話になった。
 これはありがたい。一人で年越しするのは寂しいなあと思っていたので願ったり叶ったりだ。




 とりあえず2人と別れたあとは、土産物屋をまわり、そのあとタイ式マッサージを体験して(1時間250バーツ、750円)、夕方には3人で合流した。トゥクトゥクに乗って美味いと噂のタイスキ屋に行った。最近はバンコクでも普通のタクシーがふえてトゥクトゥクは減ったというが、風をかんじながら走れるトゥクトゥクはいい。




「タイスキ」とは「タイ風すき焼き」の略らしいが、すき焼きというよりはシャブシャブ。思いっきりシャブシャブだ。好みの具材を選んで鍋の湯に入れ、タレをつけて食っていく。特別驚きはしなかったけれど、味はなかなか。久しぶりにアフリカ話で盛り上がって、今年最後の食事は楽しい時間だった。


これがタイスキ。


飯を食っている時、一番幸せそうな顔をするトオルさん。


 満腹になったあとはカオサンに移動してカウントダウン。11時くらいから通りは人で埋め尽くされ、歩くのも困難なほどになってきた。
 店の人以外はぜんぶ旅行者。欧米人ばかりであまりタイの正月という雰囲気はなかったけれど、とりあえずこういうときは盛り上がった者勝ちなので乗っておく。通りにはカウントダウン用のステージもできていて、DJがみんなを盛り上げていた。








 ステージに掲げてある電光掲示板がカウントダウンの時を刻んでいる。
 10分前、5分前、3分前、2分前、1分前……。

 さあいよいよと思った1分前、電光掲示板が60秒の数字にかわるかと思いきや、故障して数字が出なくなった。
 こんな大事なときに……。
 こういうところはさすがタイ。ここが唯一のタイらしいカウントダウンだったかもしれない。いつが年越しの瞬間かわからない通りの連中は2度3度と盛り上がり、時間差で風船を飛ばしたりクラッカーを鳴らしたりしている。

 わけのわからぬまま年を越してしまったけれど、僕らもとりあえず抱き合って年越しを喜びあった。去年1年、旅が無事に続けられたことをお祝いして……。






 盛り上がりが1段落すると、カオサンの1本裏の通りにはいって、屋台で新年会を開始した。この通りの屋台はカオサンよりもずっといい。品数豊富で値段も安い。お粥だったり麺類だったりが20バーツから30バーツ(60円から90円)で食べられる。
 3人いれば、1つずつ頼んで3種類食べられる。ホント、2人と再会できてよかった。言い方を変えれば、アフリカで出会えて良かった。一人だったことを考えると……。

 コンビニでビールを買って屋台で乾杯!

「ハッピーニューイヤー!」


 日本とは2時間時差があるのでいつもより遅い年越しだけど、実は僕、これまでの年越しはすべて故郷でむかえている。正月は実家に帰る(そう決めておかないと全く帰らなくなってしまうので)、それがついに今年とだえてしまったわけだ。
 毎年実家で見ていた暮れの格闘技も紅白も今年は見れない。年明けのニューイヤー駅伝も箱根駅伝も今年は見れない。駅伝のほうはかなり好きなので実家の弟にビデオを撮ってもらうことになっているけれど、オンタイムで見れないのはちょっと寂しい。

 でも、今は楽しい。いや、今が楽しい。それでいいではないか。
 3時過ぎまで屋台で飲んで、酔っ払って宿に帰り、去年1年の思い出に浸る間もなく熟睡した。

 今年もいい年でありますように。



これ、かなり美味かった。

author:tiger, category:Thailand, 01:04
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