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ヌーディストビーチで裸になる
日本を出発してから236日目
ただいま21カ国目
クロアチアのドブロブニクにいます


 ドブロブニク2日目。本日は快晴なり!
 昨日の悪天候からうってかわって、今日は朝から雲ひとつない晴天に恵まれた。


ドブロブニクの朝

 ほぼ市内観光を終えたヒロシ君は今日の夕方の便でこの町を出て移動する。最後のドブロブニクの1日をどうしようかと悩んだのだけれど、結局今日はヒロシ君もまだ行ってない町から10分ほどの無人島、ロクルム島に行ってみることになった。
 気温はやや低く、泳げるかどうかは微妙だったのだが、せっかくこの綺麗なアドリア海にきているのだから、1回くらい泳がないともったいない。可能なら泳ごうということになったわけだ。







 宿から旧市街まで歩き、さらに旧市街のなかを突っ切ってフェリー乗り場まで歩く。旧市街も今日は赤レンガが太陽に照らされていい感じだ。アドリア海も紅海とはまた違った深いブルーで僕らを誘っているように見える。

 アドリア海。この海はすごい。言葉でうまく説明できない自分がもどかしいが、とにかく綺麗なのだ。それもちょっと高級感漂う美しさなのだ。そしてそのアドリア海の真珠といわれる町並みもいい。
 赤レンガと深青の海が本当によくマッチしている。こりゃ宮崎駿がこの地をアニメのモデルにするのもうなずける。




フェリー乗り場




ロクルム島

 フェリーは15分ほどでロクルム島に到着し、海沿いを歩きながら島の反対側まで移動する。目的地は島の東側の

 ヌーディストビーチ。

 アドリア海で泳ぎたいのはもちろんのこと、「ヌーディストビーチ」というものがいかなるものか、はっきりいって興味ある。
 だって、裸でしょ。全裸。ありえないじゃん、普通。

 ビーチは砂地ではなく、岩場だった。岩場を登りながら歩いていくと、「ヌーディストビーチ」という看板があり、ところどころに十数人の裸体が見える。
 水着をつけている人も中にはいるが、全裸もたしかにいる。

 うわっ、ほんとにヌーディストビーチだ! すごい!

 とりあえずビーチの終点まで歩いて行ってみることにした。途中、何組かの全裸カップルの脇を通ったが、なんとなくそわそわして自分がぎこちないのがわかる。全裸なのだから目のやりばに困ってしまうのだ。

 さすがにこの光景は異様だった。こちらが目のやり場に困り右往左往しているのに対し、全裸のゲイさんたちはまったくこちらを気にする様子がない。普通にアソコを出して、目の前を通っても反応するようすもない。
 これがヌーディストビーチというものなのか……。

 全裸年齢は思いのほか高い。20代とみうけられる人間はほとんどいなく、40代〜60代あたりがほとんどだろうか。ビーチの奥のほうに行くと、女性の姿が全くなくなった。女性の姿がないというより、男性ばかりが固まっているのだ。
 これは噂にきくゲイさんたちでは……。ゲイさんたちを否定する気はまったくない。でも、そのなかに突入していく勇気もさすがに持ち合わせてはいなかった。
 
 ゲイゾーンの人間もまったく自然。いや、自然というか、むしろ見られるのが快感なのかと思ってしまうほど落ち着きはらってイチモツをさらけだしている。
 別にたいしたイチモツでもないのに……。

 僕とヒロシ君は結局カップルのゾーンにも、ゲイのゾーンにもいけず、その中間の岩場で身体を焼くことにした。さすがに全裸になるのは抵抗感があるので、海パンは着用。来る途中に買ってきた白ワインを飲みながらアドリア海を眺めていた。

 30分後……。気がつくと僕は全裸になっていた。昼間からワインをかっこんですっかりいい気分になり、気がついたら裸で寝てしまっていたのだ。
 目が覚めてみると、ヒロシ君はまだ海パンをはいたままだった。

「ヒロシ君も脱いだらいいじゃん。なかなかいいよ、コレ。これも経験、ここでしかできんのだからやらんと損じゃん」

 ワインはほぼ僕一人で飲んでいたので、シラフの彼はまだ躊躇しているようだったが、これで脱がないとノリが悪いと思ったのだろうか、まわりを気にしながらも全裸になった。

 とくに人が多いわけでもない。誰かがこちらに注目しているわけでもない。いけないことをしているわけでもない。ただ裸になって海と空を眺めているだけだ。何の問題もない。
 勢いそのままに岩場から全裸でアドリア海に飛び込む。今月初旬に欧州を襲った寒波のせいか、水温はかなり低い。寒い……。

 でも、それでも慣れると気持ちいい。何も身につけていないことと、何も身に着けていない自分がいることに。


はい、コレ、全裸です。

 途中、岩場にいると、ボートで観光客がビーチを横切った。

「見て見てアレ!」
「いやだー! すっぱだかよ!」
「きゃー! すごーい!」
「ねえねえ、写真とらなくちゃ!」
「ええー、いいのー? でもせっかくだから撮っちゃおうかしら!」

 たぶんそんな会話をしているのであろう。日本人のおばちゃん観光客たちが大盛り上がりでこちらに視線をむけている。
 うわー。勘弁してくださいよ。はずかしい。。。

 こちらが赤面し、目をそらしているのに対し、ゲイゾーンの現地人男性たちはその声援?に応えて仁王立ちでおばちゃんたちに手を振っている。このあたりはさすがだ。

 2時間ほどビーチで全裸を楽しみ、白ワインがなくなったところで島を出ることにした。ゲイゾーンとカップルゾーンの間にいた僕らは、多分ゲイの仲間だと思われていただろう。それはそれで思われるだけならなんともないのだけれど、むしろ怖いのはこの開放感の心地よさ。
 クセになろうにもなる場所がないので安心だけれど、また機会があれば全裸もいいかなと思ってしまった。
 
 とりあえずわかったことは、ヌーディストビーチに「エロ」はほとんどといっていいほど存在しなかった。それならばバルセロナでいったビーチのトップレスガールのほうがよっぽどエロい。
 やはり全部脱いじゃうと興ざめしてしまうのだ。これは新たな発見だった。

 宿に帰って今日は4時から早めの夕食。メシを食い終わるとヒロシ君をバスターミナルまで見送った。彼は今度もまた一足先に次なる地へ移動する。僕はもうしばらくドブロブニクにいることにしようかな。


アイスクリーム。これは美味かった。
 
author:tiger, category:Croatia, 13:53
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