RSS | ATOM | SEARCH
「アドリア海の真珠」ドブロブニク
日本を出発してから235日目
ただいま21カ国目
クロアチアのドブロブニクにいます


 サラエヴォのバスターミナルを出たのは午前7時15分。早朝にもかかわらず、一人の現地人がバスターミナルに見送りに来てくれた。昨日家に招待してくれた女性、ジャスナだ。
 昨日は何にも言ってなかった。ただ、明日は7時過ぎのバスでクロアチアに行くと伝えていただけだ。
 彼女はお土産として僕にボスニアの紙幣をくれた。

「これは思い出として大事にとっておいて」

 思わず胸がキュンとなる。もうこの地を訪れることは多分ないだろう。でも、彼女にはもう一度会いたいと思った。ひょっとしたらまたこの地を訪れるかもしれない。なぜなら彼女と再会したとき、彼女はきっととびきりの笑顔で喜んでくれるだろうから。


 バスに揺られること7時間。お昼の2時頃にバスはドブロブニクのバス停に到着した。
 バスを降りると、なぜかそこに見覚えのある顔がある。あごひげをたくわえ、黒く焼けた肌でこっちを見ている。ヒロシ君だ。
 いつこの町に来るかも、何時に到着するかも伝えていない。たぶんこれからこの町を出るんだろうと思っていたら、なんと僕をお出迎えに来てくれたらしい。




バスから見た移動中の風景。
 
「いや、たぶん1日遅れでソフィアを出るとか言ってたから……。サラエヴォからここに来る便って、これしかないでしょ。宿の位置がわからないと思ったから迎えにきたんですよ」

 いやいや、どうもすいません。さすがこの旅イチ行動をともにしている旅仲間だ。僕の性格だけじゃなく、行動パターンも読めている。

 ヒロシ君に道案内をしてもらい着いた宿はバスターミナルから徒歩10分のやや高台にあるプライベートルームだった。料金は100クーナ(2100円)。キッチンフリー、洗濯フリー、部屋はツインで居心地がよく、おまけにテラスからの見晴らしは最高で、ドブロブニクの港と赤レンガの屋根で有名なドブロブニクの街並みが一望できる。

 さすがヒロシ君、ナイスチョイス!

 少し遅い昼飯をヒロシ君にごちそうになり、テラスでビールまで出してもらった。

「いや、普段は一人で飲むことなんてほとんどないんですけど、この町を見てたら、あまりにいいんで、ついついビールを買って一人で飲んでましたよ」

 なに、それはすごい。こりゃ、僕なんて何本ビールを飲み干すかわからんなあ。

 夕方からはドブロブニクの最大の見所、旧市街を探索にいった。小雨の降るあいにくの空模様だったけれど、それでもすごいと思わせるだけの説得力のある町並み。
 この町は宮崎アニメ「紅の豚」のモデルとなった町だ(少し前まで「魔女の宅急便」と勘違いしていたけれど)。「アドリア海の真珠」といわれるこの町並み、もうしばらくここに滞在して、しっかり堪能しようと思う。


今日はここまで。赤レンガは天気の良い日にとっておきます。

 夜中にはスーパーで買いこんできた食材でヒロシ君と自炊した。鶏をまるごと1匹買ってきたので、それで煮込みスープと照り焼きを作り、砂肝の野菜炒めとサラダも加えて、今日の夜はかなりの豪華メニューだった。
 もちろんドリンクはビールとワイン。ちょっと寒かったけど夜景も見れて、ドブロブニク初日の夜を最高の形でむかえることができた。







author:tiger, category:Croatia, 13:09
-, -, - -