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トルコ風呂でキレる
日本を出発してから223日目
ただいま18カ国目
トルコのイスタンブールにいます


 観光意欲のなくなった僕だが、観光ではなく地元の人の生活感を味わうというところには興味をもっている。
 というわけで、今日は地元民が利用する「木曜バザール」とトルコ風呂という名で知られている「ハンマム」に行くことにした。

 木曜バザールは毎週木曜日に開かれる市場で、宿から歩いていけるところでやっていた。野菜や果物などの食材を中心に衣類や雑貨も売っているらしい。
 
 市場の手前では地元の子供たちが元気よく遊んでいた。
 やっぱ、こうでなくちゃ。
 つぎに市場の並んでいる通りに出たのだけれど、どの道にいっても市場はつづく。かなり広範囲にわたってこの市場はひらかれているようだ。



 とりあえず、今日も自炊をする予定なので、野菜を買いながら市場をまわる。やはりこちらのほうが現地人の臭いと温度が感じられていい。写真を撮っていてもいい画がとれる。







 ただ、ここは野菜や果物がすべてキロ単位で料金表示してある。店によっては小分けで売ってくれるのだけれど、だいたいの店ではキロ単位でしか売ってくれない。
 
 売ってくれないだけならいいのだけれど、お願いした瞬間に「シッシッ」っと、あっちにいけという手振りをされる。しかも2度だ。
 いかにもバカにしたそぶりが頭にくる。トルコ人のなかにもいい人はたくさんいるのだろうけど、こういう奴らはこちらをなめてかかっている。
 女性に対してはこういうことはしないだろうが、なめてかかっているという点では同じだろう。

 ああ、また外にでるのが嫌になった。

 夕方6時、ヒロシ君と今度は「ハンマム」に行くことになった。
 バスに乗って地元民の使う安いハンマムに到着すると、そこは思いのほかキレイな造りをしていた。



 サウナとマッサージ(垢すり)で10リラ(900円)。最初に金を払い、個室の着替え部屋に通される。服をぬいでタオル1枚になり、まずは流し場に入る。
 流し場は広く、中央に横になれる大きな台があり、部屋の周囲にはシャワーと流し台が並んでいる。別室には日本にあるのと同じような木造のサウナ室があった。最初にここで身体を洗ってからマッサージをしてくれるようだ。



 身体を洗っていると、マッサージのおっさんがやってきて、2人ともこっちに来いという。まだ身体を洗っているから待ってくれといっても、いいからこっちに来いという。
 仕方なく別の部屋に入り、言われるままに横になると、身体に泡をつけて洗い出した。
 そのやり方がとにかく雑。力まかせに強引にひっぱり、何度も背中をパチンパチン叩く。痛いからやめろといっているのにいっこうにやめようとしない。背中を洗ったかと思えば、強引に力でひっくり返して腹を洗う。
 1分ほどで、ヒロシ君と交代し、同じ所作が行われると、今度は僕を座らせて、垢すりをはじめた。手に垢すり用の手袋をはめてこすると、アカが嘘のようにまるまって落ちていく。
 うわ、そんなにきつくこすってないのに、なんだコレ! こんなに垢って溜まっていたのか。ちゃんと洗っていたはずなのに……。




こんな感じでとにかく雑。明らかにわざとやっていた。

 洗い終わると、洗面器を使って顔に投げかけるように水を放る。流したと思ったら、またヒロシ君と交代だ。ヒロシ君はあまりに強引にひっぱられ、頭を壁に強打してしまった。痛がるヒロシ君にまったく気にするようすもなく、垢すりはつづく。1分ほどこすって水で流すと、

「OK、フィニッシュ!」

 えっ、なんだそりゃ。
 まだ1人2分くらいしかやってもらってないぞ!

「さあ、終わりだ、向こうへ行ってくれ」

 指差されたのは着替え室。ろくにマッサージもしてないくせに。それにまだサウナにも入ってないのに帰れというのか!

「ふざけんな! バカじゃねえの、お前。俺らをなめるのもいいかげんにしろよ」

 日本語でいっきにまくしたてた。
 ここ数日、トルコ人に対して溜まっていた怒りが一気に噴き出した。
 明らかに僕らをなめている。隣でマッサージをやってる地元のトルコ人は10分以上時間をかけて、丁寧にマッサージと垢すりをやってもらっているのに、こっちは1人で2人を相手にして、2人合わせてたったの4分。
 これだからトルコ人は嫌なんだ。やり方がいやらしい。

 日本語で文句をまくし立てたあと、相手を睨みつけた。おっさんは何食わぬ顔で向こうに行ってしまった。
 こんな奴とはもう関わりたくない。
 まだサウナが終わってないといってゆっくりサウナに入り、あとは着替え部屋で1時間以上くつろいでいた。

 今日はトルコ人の最悪な部分にもろにあたってしまった。トルコ人がみんな嫌だというわけではもちろんない。初日に会ったオーメルさんのようないい人もいる。が、今回の旅ではもう顔を合わせるのも嫌だ。本当に観光するのは今日で終わりにしよう。

 予定では明日、旅仲間のS君がイスタンブールに来るはずだ。次の目的地ブルガリアのソフィアへは1日の夜行バスのチケットをすでに入手している。残る2日は宿でのんびりしながらS君とビールでも飲んでいよう。


宿に戻り今日も自炊しました。今日のメニューはポパイバター、ズッキーニとソーセージの炒め物、それにほうれん草の御浸しと白米だった。

 
author:tiger, category:Turkey, 12:14
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