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トルコ人の家でメシをごちそうになる
日本を出発してから220日目
ただいま18カ国目
トルコのイスタンブールにいます


 夜行バスがイスタンブールについたのは午前8時。そこから地下鉄とトラム(路線バス)を乗り継ぎ、日本人宿「ツリーオブライフ」に向かう。
 ハイシーズの現在、宿はかなり混みあっているらしく、泊まれるかどうかわからなかったが、案の定、フルベットであった。

 イスタンブールで再会しようと約束していたMちゃんとフロントで会って話をし、明日一緒に昼飯を食おうと約束をして宿を出る。
 彼女は今日、トルコ人とデートをするらしい。しっかりトルコを楽しんどるなと思い、少し羨ましくもながらバックパックを肩に背負った。

 バックパックを持っての移動は疲れる。次の宿候補「シンバットホステル」までは歩いて10分。なんとかしてここで決めないと次を探す気力がない。
 フロントで聞くと、運良くドミトリーが空いているという。宿代はユースホステルの会員証をもっていたので割引してもらって8・5ユーロ(1360円)だった。
 トルコでは料金のユーロ表示も多い。そして物価も中東と比べると格段に高い。その両方でいよいよヨーロッパが近いことを感じさせられた。

 宿につくと軽く仮眠をとって、外にでる。町をフラフラ歩いていると、トルコ人が流暢な日本語で話しかけてくる。

「お元気ですか? ぼくは元気です。あなたはどこから来たのですか?」

 なんとなく相手をする気になれなかったので適当に相槌をうって散歩をつづけた。


ブルーモスク。

「ツリーオブライフ」の前を歩いていると、一人の日本人が道端に座ってガイドブックを見ていた。話をすると、彼もこの宿に入れなかったらしい。
 物価のいっきに上がったトルコでは宿代も高い。他が10ユーロ(1600円)くらいかかるところ、この宿は5ユーロで泊まることができるのだ。なんとかしてここに泊まりたい気持ちはわかる。

 彼と公園に行き、これまでの旅のことやこれからの旅の情報交換をしていると、いつのまにか7時半を過ぎていた。「できたら今度会うときはツリーで」と言って別れ、宿に向かって歩を進めていると、またしても日本語で話しかけてくるトルコ人と出会った。

 今度は暇だから軽く相手をしてやるかと思い、彼のあとをついて行くと、あるお土産物屋に連れていかれた。

 ここの宿主であるオーメルさんは日本人女性と結婚してこの地で商売をしているらしい。日本語も流暢で、日本での仕事もいくつかこなしているという。
 あまり深入りして土産物を買わされてはたまらないと、最初は様子を見ながら喋っていたのだが、次第に相手にその気がないことがわかり、日本のこと、トルコのことをざっくばらんに話し始めた。

「○○さんはお酒は飲みますか?」
「お酒は好きだけど、こっちは高いからなかなか買えないんですよ」

 そう答えると、彼は宿のスタッフにお金を渡し、ビールを買ってきて僕にご馳走してくれた。
 1本飲み2本目。2本飲み3本目。3本目もたいらげて話に熱がこもってきたところで、2人の日本人がお店に現れた。
 2人とも旅人で、この店でオーメルさんと知り合い、遊びにきたようだ。
 これからオーメルさんは地元の連中と草サッカーをやるという。旅人の一人J君もこのサッカーに参加するらしく、一緒について行くことにした。

 オーメルさんはもともとトルコの下部リーグでサッカー選手をやっていたらしい。それ自体もすごいことだが、ビールを3本も飲んでサッカーをするのもすごい。
 試合が始まると草サッカーなのにレベルが高く、トルコのサッカー人気を肌で感じることができた。



 サッカーが終わると、オーメルさんは僕らを自宅に招待してくれた。日本人の奥さんが僕らのために料理を作ってくれているらしい。
 時間も夜の12時を過ぎていたけれど、せっかくなのでおじゃますることにした。
 奥さんはサバサバした感じのおおらかな人で、トルコ料理を日本人向きにアレンジしたような料理をいくつか出してくれた。

 これは美味い! 

 中東の料理にはバリエーションがなく、いい加減あきあきしていたので、この料理は嬉しかった。
 ソファでくつろぎ、しばらく話をすると、時計の針も1時半をこえていたので、おいとますることにした。



 ギョレメの宿で出会ったアフメットもそうだったが、トルコ人男性と日本人女性はよく結婚している。その逆の日本人男性とトルコ人女性という例はあまり聞いたことがないけれど、それも分からなくもない。
 街を歩いていても感じることだが、日本の女性はトルコ人にとにかくちやほやされる。トルコ人が日本人女性に食事をごちそうしてくれたり、物を買ってくれたりというのはよくある話だ。
 女好きなのか、女性に優しくするのが文化なのかはわからんが、そういうストレートなアプローチに日本人女性は弱いのかもしれない。

 夜中の2時ごろ宿に戻ると、同じドミトリーにいる日本人がまだ起きていて、ロビーで話をしていた。

「あれ、遅いですねえ。どうしたんですか?」
「いや、トルコ人にビールとメシをごちそうになっちゃって……」
「初日からイスタンブールを満喫してますね」
「まあ、そうなるのかな。でも、なんかトルコ人のこと、いろいろ分かった気はするけど……」

 そのあたりのことは明日からのブログで詳しく書いていきたい。
author:tiger, category:Turkey, 08:12
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