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スペインの芸術を味わう
日本を出発してから159日目
ただいま12カ国目
スペインのバルセロナにいます


今日はほぼ丸1日かけてスペイン芸術を堪能した。一気にまわったので1つずつ書いてみよう。

.團ソ美術館
 言わずと知れた巨匠ピカソ。ここは彼の若い頃の作品が多く展示されている美術館だ。ピカソの作品を見るのはニューヨークのメトロポリタン博物館、マドリッドのソフィア博物館につづきこの旅3度目。しだいにピカソに引き込まれている自分がいるのがわかる。
 これまでの美術館の作品を見たときもそうだったけれど、ピカソの作品は多種多彩だ。どうしてこんなに色々なタッチで描けるのだろうと思うくらいで、そのうえであのわけのわからない絵に行き着くのだから面白い。
 若い頃の作品のなかには4コマ漫画みたいなイラスト風の作品もあった。ちょっとエッチな風刺画もあった。あのわけのわからない絵のルーツはこんなところからきているのだろうか。
 このコミカルなタッチが僕は嫌いではない。巨匠といわれる画家のなかでピカソの作品は一番漫画ちっくだ。ジャンプ全盛期に少年時代を生きた漫画世代の僕には一番なじみやすいのかもしれない。漫画ちっくなのに何度見ても飽きないのだからすごいなあ。

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 この病院はサグラダ・ファミリアのすぐ近くにある病院で、ドメネク・イ・モンタネールという人が作ったらしい。この建築物は世界遺産にもなっているのだが、今でも現役の病院なので入場料はタダだ。
「芸術には病を癒す力がある」という考えのもとで作られただけあって、外観はこれが病院かというような立派なものだった。
 長野県に諏訪中央病院という病院がある。その病院もまるで美術館かと思わせるような内装で院内のいたるところに絵画が飾られている。院内の中庭では定期的に音楽家を呼んでコンサートも行っているらしい。一度だけ仕事で伺ったことがあるが、前院長の鎌田實氏も同じようなことおっしゃっていた。
 僕も病気になったらこんな病院に入院したいなあ。でも入院料いくらかかるんだろう。








もちろん、女医さんも普通に働いている。

サグラダ・ファミリア
 バルセロナといえばコレ。建築家ガウディの傑作だ。ここに来るまで知らなかったのだが、この作品は1882年に着工し、最初に作り出したのはガウディではなく、ビリャールという人だったらしい。しかも、ガウディが亡くなったのは1926年で、未だに聖堂は建築中。完成までにあと何年かかるのかという代物らしい。
 これでガウディ建築と言っていいの? と思うかもしれない。それでもガウディの評価が高いのは、彼が作り上げた東側の4本の塔。入り口も含めたこの聖堂の外観が言いようもないほど精密で凝っているのだ。それこそ、その一部分を切り取ってモニュメントにしても数え切れないほどの傑作が出来上がるほど。建築についてはよく知らない僕も圧倒されてしまった。まあ、こればかりは実際に見てもらうしかない。
 未完の聖堂とはいえ、正面の外観と4本の塔さえ拝めればこの聖堂を堪能できるのではないだろうか。
 あと2つ補足しておけば、この塔は内戦による損傷がかなり激しかったらしい。その修復にあたったのがなんと外尾悦郎という日本人彫刻家。なんでこんな国家的重要建築物を日本人がと思ったが、精密さを要求されるこの修復には日本人が適していたのかもしれない。
 もうひとつ、ガウディはこの聖堂の建築に晩年をささげたらしいが、彼は質素な生活を送りながら市電にはねられて死んだそうだ。なんとなく芸術家の死に方っぽい。芸術家は死に方が大事ということを何かの本で読んだことがあるが、このあたりもなんとなくうなずけてしまった。




これがガウディが作った表側


これは最近できた裏側


これが聖堂の中。






正面の壁はどこを切り取っても素晴らしい。


ガウディが死んだ時はこの状態だった。

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 これもガウディによって増改築された建築物。ものは住宅らしいが、外壁が海をテーマにして作られたというだけあって、不思議なほど波打っていた。でも、こんなの住宅じゃない。いったいどんな金持ちが暮らしているんだろう。入場料が高かったので外から写真だけ撮って退散した。



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 この通りは道路の中央が歩行者天国みたいになっており、奇妙なモニュメントがところどころに散在している。大道芸をする輩も多い。歩くだけで楽しめる通りだ。






この銅像の中央に立った女性は何を思う?




これはちょっとスペインらしいでしょ。

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 スペインといえばフラメンコ。マドリッドで見れなかったのでなんとかバルセロナでは見たいと思っていたのだが、ネックは入場料。のきなみ30ユーロ(3600円)を超す相場のなかで、何と6ユーロ(ドリンク別)で入れるライブ会場を発見した。
 場所はレイアール広場にある「ロス・タラントス」。ショー自体は30分だったが、ドリンクも頼まなかったので6ユーロのみで観賞できた。フラメンコの本場はバレンシアらしいが、情熱のダンスを見れたのだからよしとしよう。いや、ショー自体はなかなかのものでしたよ。





 1日でこれだけ周るとさすがに疲れた。中身が濃いだけにこっちもパワーが要求される。芸術にはうとい僕だけれども、スペインがなぜ「情熱の国」と言われるのか、初日の闘牛も含めてなんとなくわかってきたような気がする。

 明日はいよいよ夕方の便でエジプトのカイロに移動する。物価の高かったスペインともこれでお別れだ。

author:tiger, category:Spain, 04:42
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