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メルズーガの日本人宿
日本を出発してから146日目
ただいま12カ国目
モロッコのメルズーガにいます


 今日は早朝6時に夜行バスがリッサニという町に到着。そのあとグランタクシーという乗合タクシーを利用して9時にはめざすメルズーガに到着した。

 メルズーガは本当に小さな町なのだけれど、こんな場所にも日本人宿がある。ここはイースター島で一緒だった若さんという旅人がメールで教えてくれた宿。宿の後ろにはすぐ砂漠という絶好のロケーションで、宿自体もとても居心地がいいらしい。

 宿名は「WILDERNESS LODGE」といい、ノリコさんという日本人女性が宿主をしている。ノリコさんはフランスを中心に活躍していた写真家の方で、2002年にメルズーガに来てここの土地に惚れ、2005年には日本人宿を作ってしまったらしい。
 宿内にはとても居心地の良い空間が作られており、テラスの上からは砂漠を見渡すことができる。ついたそうそう気に入ってしまった。








宿のテラスから見える夕日

 砂漠ツアーもこの宿から申し込めるらしい。現在宿にいる日本人3人も今日の夕方から2泊3日の砂漠ツアーに参加するというので、便乗することにした。こういうのは人数が多いほうが面白い。夜行バスでは1時間しか寝ていなかったけれど、俄然パワーがみなぎってきた。

 夕方5時にガイドのモロッコ人が宿に来た。出発が夕方ということで、最初は遅いなあと思ったのだけれど、その理由もすぐにわかった。昼間は暑くて何もできないのだ。気温は風通しのよい室内でも37度をさしている。外に出たらさらに暑い。これで砂漠を歩いたらすぐに熱射病だなあ。

 参加者はフェズから一緒の(H君改め)ヒロシ君、一つ年上で現在8ヶ月旅しているというKさん、フランスに留学しているNちゃん、イギリスでワーキングホリデーをしていたというAちゃん、それに僕の合計5人だ。
 ツアー代金は2泊3日で700ディラハム(1万円)。宿代とすべての食事込みでこの値段なのでそんなに高くないかもしれない。(相場がよくわからないけど)
 宿の前にはすでにラクダ5頭が待機していた。これがなかなかカワイイ。またがってみると想像以上にラクダがでかく、座る位置が高くて驚いたが、ただまたがっているだけでいいのでラクダ。(失礼)



 砂漠の中をラクダで歩く。夕方なのでいくぶん暑さも弱まり、いいかんじだ。サハラ砂漠の砂は日本の砂と比べると粒が細かい。色も赤っぽくて、本当にきれいな砂なのでさわってみても気持ちいい。
 砂丘の稜線はこれでもかというくらいはっきりしており、まったく同色の砂地は遠近感を失ってしまうほどだ。
 サハラ砂漠はすごい。今まであまりに期待していた場所は、実際行ってみると、「まあ、こんなもんか」という感じの場所が多かったのだけれど、ここサハラ砂漠はかなり期待していたにもかかわらず、期待をはるかに上回るほど僕を驚かせてくれた。







 ラクダに乗って2時間くらいで今日の宿泊地に到着した。宿泊地は多少砂地が固い場所にあり、簡単なテントが張ってあった。そこに何人かのモロッコ人が住んでいるようだ。
 砂丘に登って夕陽を見る。砂丘に光と影が映し出され、砂が太陽の光でまぶしいほど反射している。



 でも、その美しさに感動したのは夕陽よりもむしろそのあと現れた満天の星空のほうだった。360度ほぼ地平線、明かりは全くなし、空気は澄んでいる。これだけの条件が揃っているのだから夜空はまさにプラネタリウムだった。
 これまで見た星空で一番きれいだったのは、ボリビアの太陽の島で見た星空だったけど、この砂漠の星空はそれを凌駕している。とりあえず上空に星のない場所がない。流れ星もしょっちゅう見える。
 空ってこんなに広かったっけ……。夜空が本当に広く見えるのは、周囲に山などがなく目線に近いかなり低い位置にも星が見えたからだろうか。

 その星空の中、テントではなく、外にふとんを敷いてみんなで眠った。こんな贅沢な寝室はこれまで経験したことがない。いつまで見ていても飽きない星空を眺めながら、幸せな気分で眠りについた。


ガイドのおっさんがタムタムを演奏してくれた。


今日の夕飯はモロッコ名物のタジン


砂漠のなかの星空寝室
author:tiger, category:Morocco, 21:42
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