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なめし革染色職人街
日本を出発してから142日目
ただいま12カ国目
モロッコのフェズにいます


 6時ちょうどにホテルの前に出ると、ちょうどむこうからムハンマドがやってきた。アブドーラはいない。彼とは現地で待ち合わせをしているらしい。タクシーに乗り込みメディナを目指す。料金はまたしてもムハンマドが払ってくれた。


メディナの道は早朝きれいに掃除されゴミひとつ落ちていなかった。

 メディナに着き、軽く食事をとって(ここは割カンだった)、なめし革職人街に向かう。作業所はメディナ中央のでかいモスクの近くにあるらしいが、突然、鼻をつく強烈なにおいがしてきた。
 染料とロバのフンで汚れた階段を降りていく。開けた場所に出た。ここが染色工場らしい。
 大きな穴がいくつもあって、その中に染料が入っている。まわりでは男臭い男たちが男らしい作業をしている。とりあえず臭い。
 作業の順序をムハンマドに聞いてみた。
 なめし革を作るには、まず革をいったんこの染料につけ、色のついたところで取り出して表面の染料をそぎとる。つぎに手動の機械で水分を搾り取ってロバで運び、乾かしてから加工して製品にしていくらしい。




水分を搾り取る機械。


「モロッコの男はストロングだからね。でないとこの作業は不可能さ」

 ムハンマドが説明してくれた。まさかそのストロングな腕っぷしを武器に僕からガイド料をふんだくるつもりじゃありますまいね。。。。

 多少の不安を抱えつつ、次は織物の作業場をまわることになった。
 この作業場はムハンマドの知り合いがやっていて、いろいろな場所を見せてもらったのだが、カーディガンは織機をつかって1カ月、絨毯になると完全にハンドメイドになるので1つを作るのに6カ月かかるということだった。まったく、仕事とはいえよく気力がつづくよなあ。



 このあともムハンマドは昨日まわっていない場所をまわってくれ、事細かに説明してくれた。途中、アブドーラの家にも寄ったのだけれど、彼はすでに僕らを探しに外に出ていったらしい。携帯電話に電話してみたのだけれど、なかなかうまく捕まえることができなかった。
 時間は9時。今日の予定はとムハンマドが聞いてきたが、さすがにこれ以上ガイドしてもらうわけにはいかない。

「そろそろ宿に戻って昨日の宿泊料を払い、モロッコで合流する予定のジャパニーズフレンドにメールして連絡をとってみなければならない」

 そう言って、これでお別れすることにした。結局アブドーラとは再会できずじまいだった。

 新市街までのタクシーをひろってくれたムハンマドが、最後の最後でガイド料を請求してきた。
 最初から払うつもりでいたし、かなりよくしてもらったのでここで揉めるのは嫌だったのだが、料金は2人で200DH(2500円)だった。これはたぶん妥当な額だろう。一般旅行者を相手にしたガイドならもっとふんだくっているかもしれない。
 あとでガイドブックを見てみると、半日ガイド(2、3時間)で100DHが相場らしい。昨日は6時間、今日も3時間ガイドしてもらっている。しかも昨日は2人だったことを考えると格安かもしれない(別にこちらがお願いしてこうなったわけではないんだけど)。タクシー代とかいろいろ出してもらっているし。

 それでも200DHはぎりぎりの額だった。300DHなら値ぎり交渉に入っていただろう。とにかく、向こうの提示額で払えたことに胸をなでおろした。






こんな細い通りもある。


今日の晩飯。
author:tiger, category:Morocco, 23:44
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