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フェズのメディナは巨大な迷路都市
日本を出発してから141日目
ただいま12カ国目
モロッコのフェズにいます


昨日は休養日でネットと読書しかしなかった。なので今日は動いた。
動いたといってもお昼まで寝ていて、それからネット屋に行ったので、本格的に動き出したのは午後3時くらいになってしまった。

とりあえず、フェズにきたからにはメディナ(旧市街)に行かなくてはしょうがない。宿を新市街にとってしまったので、ちょっと距離があって面倒くさかったけれど、メディナまでは3キロくらいと聞いていたのでぶらぶら歩いていくことにした。

途中、やたら高いところまで噴き上げる噴水を発見した。足を止めて写真を撮っていると、モロッコ人男性2人に声を掛けられた。彼らは現地に住むアブドーラとムハンマド(いかにもありがちな名前だ)。2人とも学生で英語がしゃべれ、日本人が好きらしい。以前も日本人女性と友達になったらしく、財布の中から日本人女性のうつっているプリクラを取り出して見せてくれた。

「これからどこに行くの?」
「いや、メディナに行こうと思うんだけど、、、」
「なら、俺たちもそっちに行くから一緒に行こう」

というわけで、一緒について行くことにした。一昨日の一件があったので、あまりガイドらしき輩には近づきたくなかったのだけれど、迷路の町メディナで目的地に無事にたどりつけるか不安だったことと、彼らの対応を見て、とりあえずガイドだったとしても、悪質なガイドではないなと思ったからだ。



でどうだったかというと、やはり彼らはガイド狙いのようだった。お金のことは一切口に出さないけれど、実家に連れていってくれミントティをごちそうしてくれたり、サハラ砂漠ツアーの料金や行き方を事細かく説明してくれたり、普通に行ったんでは見学できない王宮に顔ききで入れてくれたりと、やたら親切にしてくれた。
いや、そんなに親切にしてもらうと、あとでいくら出せと言われるか怖いなあ。。。


1人で来たら王宮にはなかなか入れないらしい。

王宮内のに壁には至るところにこのような模様が。描かれているのではなく、パーツを丁寧にはめ込んで作られている。それぞれの色には意味があって、緑がイスラム、白がカサブランカ、青がフェズ、黄がメクネス、赤がマラケシュ、金色が普通のサハラ砂漠、黒が黒砂漠を意味するらしい。


右がアブドーラで左がムハンマド。

アドーラの家におじゃました時に、屋上からメディナを見下ろした。この町はまさに迷路都市だ。狭い路地が縦横無尽に走っていて、よほど慣れないと道に迷ってしまう。1000年以上も前に作られた都市というからそうとうなものだが、現在でもそのときの臭いが残っているような気がした。
これは、ただでさえ方向オンチな僕が一人で来ていたら間違いなく道に迷ってしまっていただろう。1度通った道もすぐに忘れてしまうほど入組んでいてわかりにくい。
ガイドの2人は人ひとりがやっととおれるような路地や建物の内部のような場所を当たり前のように進んでいく。とりあえず現時点ではガイドがいてくれてかなり助かっている。


フェズのメディナは巨大な迷路。すぐに迷子になってしまう。


みんなで糸をつむいでいる。

モスク。

モロッコの子供たちはいつも明るい。


メディナの町では現在、年に1度のフェスティバル期間中(一週間)だそうで、広場では人気グループがライブをしているという。せっかくだからということで、それに行ってみようということになった。
6時から始まったライブは大勢のお客でにぎわっていた。いったいどれくらいの人がいたんだろう? かなり広い会場が人で埋まり、子供から老人まで家族で来ているお客が多かった(1万人くらいいただろうか)。
ライブで演奏されていた曲はアフリカマンマというジャンルらしい。これまであまり触れたことのないジャンルだけれど、面白そうなのであとでCDを買っておこう。
一つ残念なことは、会場内は危険だからと言われ、写真を撮るのを控えたことだ。もし撮れていたらいい絵がいっぱいあったのになあ。

8時くらいにはライブが終わった。11時から別の会場で午前3時までつづく深夜ライブがあるけど行くか、と誘われたのだけれど、さすがに今日はもういいと思い断った。フェスティバルは楽しかったけれど、やっぱりお酒がないとちょっとねえ。

ライブが終わってから3人でメシを食いに行った。モロッコ料理が食いたいと伝えると、それならと現地の食堂に連れていってくれた。魚のフライにカレー風味の揚げ物、それにモロッコ人大好きの「ピサラ」という料理にミントティが注文された。
ピサラとはカレーのルーみたいなものをパンにつけて食べる料理で、モロッコ人は朝からこれを食っているという。味はまあまあといったところだった。
メシ代も払ってくれそうだったので、とりあえず50DH(650円)ほど渡しておいた。今日はタクシー代から、ジュース代から全部おごってもらっている。いいかげんにしないとあとが怖い。


手前のスープがピサラ。

結局メシを食ったあと、新市街のホテルの前まで送ってくれた。宿の前でガイド料をいくら請求されるのか気が気ではなかったが、
「明日はここまで迎えにくるから、早朝からナメシガワを見に行こう」
と言って、時間だけ約束して帰っていった。

まいったなあ。2日がかりになってしまった。でも、ナメシガワは見たかったからなあ。。。
すごく親切にしてくれるので、あまり不信感を抱きたくはないのだけれど、ことお金に関してはやっぱりシビアになってしまう。しかも今回の相手は2人。いったいいくら請求されるのだろうか。。。
このままばっくれることもできるんだけどなあ、という誘惑にも駈られたが、さすがにそれだけはやっちゃいけないと思い、不安になりながらも床についた。
author:tiger, category:Morocco, 21:29
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