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メイデーで100万人のパレード
日本を出発してから102日目
ただいま9カ国目
キューバのハバナにいます


 今日は5月1日。「メイデー」だ。日本ではさほど注目されないが、世界的にこの日はかなり重要視されている。なかでもキューバは特別で、毎年革命広場に大勢の国民が集まって、100万人のパレードをするらしい。今年のメイデーには、ひょっとしたらフィデル・カストロが国民の前に姿を現すのでは、という噂も流れていた。

 朝8時半起床。一人起きてテレビをつけると、大勢のキューバ人がパレードしている。
 しまった! もう始まっているじゃないか。
 革命広場には100万人の国民が集まり、パレードしている。カストロやゲバラのプラカード、キューバの国旗を手にした人々が歓喜している。
 この日を楽しみにしていたくせに、何で昨日のうちに時間を確認しておかなかったんだろう。ああ、俺の馬鹿。
 あわてて宿の人に聞いてみると、午前7時くらいから始まり、10時くらいまで式典が行われるという。少しでもいいから見たい。すぐにMちゃんを起こしてタクシーに飛び乗った。

 午前10時15分、革命広場近くに到着。大勢のメイデーTシャツを着た人々がこちらに向かって歩いてくる。
 ああ、終わってしまった……。ショック!
 フィデルの演説はなかったときいて、少し救われた気がしたが、それにしてもショック。この日を特に楽しみにしていたMちゃんは僕以上にショックを受けているようだった。


メイデーTシャツを着た人が帰っていく……


革命広場は閑散としていた。


 失意のまま2人でハバナ市内を散歩する。ハバナはかなり大きな街で、旧市街と新市街がある。旧市街を歩いていると、支倉常長の銅像を発見した。うーん、日本人は昔から世界中で頑張っていたんだなあ。


支倉常長像。

 しばらく歩くと海に出た。キューバの海はバラデロがリゾート地として有名だけれど、このハバナの港はお世辞にも綺麗とはいえない。というより、汚い。なのに祝日の今日は、大勢のキューバ人が海に集まっていた。皆、生き生きとした表情を見せながら泳いでいる。
 海岸沿いに歩いていくと、多くのキューバ人が気さくに話しかけてくる。カメラを見つけると、俺たちを撮ってくれと言い、デジカメの画像を見て歓喜している。昨日ラクダバスに乗ったときもそうだったけれど、この海岸もキューバが凝縮されているように思えてゾクゾクしてくる。





↑ちょっと左の君、やばいよその腹。

キューバで有名なモヒート。これは美味い。(ラム酒)

 夜には「ナシオナル・デ・クーバ」というホテルで「エル・パリシャン」というキャバレーを観た。キューバのキャバレーというのは日本にあるキャバクラとは違う。客が食事をしながらステージで行われるショーを鑑賞するのだ。
 戦後の日本にはそれと同じようなキャバレーがあり、特に港町横浜では多くの米兵がそこで金を落としていったらしい。ミュージシャンや踊り子が客をわかせ、ホステスがお客さんの相手をし、それぞれの店が趣向をこらして客を呼び込む。

 ここのショーはホステスはいないけれども、さまざまな衣装を着た踊り子がラテンの血を存分に感じさせる踊りを披露し、歌い手が熱のこもった歌を熱唱する。ショーは2時間ほど続いたが、まったく飽きることもなく、総合的にかなりレベルの高いショーだった。以前ラスベガスで見たショーもよかったが、個人的にはこちらのほうが断然よかった。




 チケットは30クック(4500円)。かなりの出費だったけれど、これでこのショーが見れたのなら全然おトクと思えるほど充実したものだった。
 深夜1時すぎ、心地よい夜風を感じながら、幸せな気分で宿に帰った。
author:tiger, category:Cuba, 16:11
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