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パカヤ火山で溶岩を見る
日本を出発して91日目
ただいま8カ国目
グアテマラのアンティグアにいます



 今日はパカヤ火山ツアーに参加する予定だった。ツアー料金は60ケツ(900円)、それとは別に入山料が25ケツ(370円)かかるらしい。
 午前と午後のツアーがあって、僕は午前のツアーに参加しようと朝5時に起きて宿でまっていた。午後6時が出発予定時刻だったのだけれど、7時になってもバスがこない。
 宿のオーナーの田代さんに電話してもらったら、旅行代理店の手違いで僕の名前が入っていなかったらしい。最悪だ。早起きして損してしまった。

 仕方ないので、その日の午後のツアーに参加することにした。午後からはサルサ教室も入っていて、それをキャンセルしないといけなくなるのだけれど、日程的にきついのでなくなくキャンセルしにいった。それでも田代さんが気を遣ってくれ、ツアー代金を35ケツ(510円)にしてくれたので救われた。

 2時半、ロビーで迎えのバスを待っていると、ペンション田代に変な日本人がでっかい荷物を持ってやってきた。
 誰かと思ったら、山田だ。今グアテマラにいるということはメールで知っていたのだけれど、まさかこんなところで遭遇するとは思わなかった。ボリビアのラパスで別れたのが3月半ばだから、1ヶ月以上のご無沙汰だ。

 久しぶりの再会も、喜びに沸くでもなく、旅程を報告するでもなく、「俺、ツアー行くから。またあとでな」で終わってしまった。まあ、こんなもんだろう。
 
 パカヤツアーには日本人もほかに3人参加していて、そのうちの一人、広島出身のMさんは僕の実家である島根の江津市によくきているらしい。一緒にそのへんの話をしながら山を登ったので暇をしなくてすんだ。
 最初はある程度傾斜のある坂をくねくねと登り、中間地点まで来たところで向こうの方に火山が見えた。赤い筋がいくつも伸びている。溶岩だ。







 すでに固まって冷たくなった溶岩の塊がかなり下のほうまできていて、その上をジャンプしながら移動していく。けっこうな年月、この火山は活動しているらしい。これまでにかなり大きな噴火もあったのだろう。
 溶岩の上を移動しながら登っていくと、しだいに足元が熱くなってきた。温度もかなり上昇し、息苦しい。どこまで行って溶岩を見るのだろうと思っていたのだが、みんなどんどん登っていく。結局、真っ赤に光る溶岩からほんの10メートルのところまで行くことができた。
 行くことができたというよりは、行っていいのというかんじだった。真っ赤に燃える溶岩は時折、音をたてながら山肌を転がり落ちていく。もし地震や爆発があればツアー客はかなり危ないだろう。
さすがグアテマラ。日本じゃ考えられないセキュリティーだからこそ味わえるこの迫力を堪能し、額から流れ落ちる汗をぬぐってはカメラのシャッターを切っていた。





 帰りは真っ暗な道を懐中電灯を灯しながらの下山だった。僕も含め日本人ツアー客4人が全員懐中電灯を持っていなかったことには笑えたが、帰りのシャトルバスの揺れには笑えなかった。これもさすがグアテマラ。
 宿に着いたのは夜9時。遅い夕食は明日で日本に帰るMさんの中米最後の夜を豪華ディナーでお祝いした。今日もまたハローグッドバイ。でも人と出会えることは素晴らしい。
 
author:tiger, category:Guatemala, 10:43
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