RSS | ATOM | SEARCH
メキシコでサルサにはまる
日本を出発して85日目
ただいま7カ国目
メキシコのカンクンにいます


 カンクン2日目。これからの移動をどうしよう。

 キューバへ渡ることは決めているのだけれど、もう一つ行きたい場所がある。グアテマラだ。当初の予定では全然考えていなかったのだけれど、日本人旅行者で行ったことのある人はこぞって「グアテマラはいい」と言う。
 ルート変更は旅の醍醐味だし、これで行かない手はない。もう行くチャンスはないかもしれないのだから。午前中にバスターミナルに行って、サンクリストバル(メキシコ)のチケットを入手した。332ペソ(3300円)。
 ベリーズを通るルートもあるのだけれど、それだと高くつくし、サンクリストバルもいい町らしいのでそこを通ってグアテマラに下りることにした。

 今日はせっかくカンクンに来たのだからビーチに行こうかと思っていた。一応午後から行こうかと用意はしていたのだけれど、宿の日本人と話しているうちに時間がたってとりやめた。そのかわり、日本人女性、A子ちゃんとMちゃんがサルサにはまっていて、今日も踊りに行くと言っていたので、一緒に連れて行ってもらうことにした。

 夕食はスーパーで買った食材で自炊して済ませ、22時に宿を出てライブ会場に向かう。サルサなんて踊ったこともないし、まともに見たことも聴いたこともない。二人が踊るのを酒を飲みながら見ていようと思っていたのだけれど、お店に行ったらまだお客がぜんぜんいなかった。
 せっかくなのでこの時間を利用して、2人に踊りの基礎を教えてもらった。サルサは男女がペアになって、リズムにあわせて踊るのだけれど、男性は女性をリードしながら回ったり移動したりする。
 基本的に上半身は動かさない。一定のリズムに合わせて個々のもっている色々なバリエーションを混ぜながら踊っていく。僕も2人に教えてもらった基礎のステップと簡単な動きだけで踊らせてもらったのだけれど、その簡単な動きをしているだけで楽しい。すごく楽しい。思わず顔がほころんでしまうほど楽しい。

 時間も12時を超えるとお店はお客でいっぱいになった。生バンドの演奏と歌声で会場は大盛り上がりだ。スペースをいっぱいに使ってみんなが踊りだした。



 これは見ているだけじゃダメだ、なんないと。ちょっとずつ教えてもらいながら、ステップを覚えてやってみるのだけれど、形は覚えても、なかなかリズムよくとまではいかない。最初は楽しかったけど、周りを見ているとだんだん悔しくなってきた。
 女性2人で男性1人だから、空いている子にはすぐに他のテーブルの男性が手をさしのべてくる。それがうまい人になると、見ているこっちも魅了されてしまう。男性がうまいとA子ちゃんもMちゃんも生き生きと踊っている。さぞかし気持ちいいんだろうなあ。
 途中からはサルサの先生が日本人の僕らに目をつけてくれて、僕にも色々と高度な技を教えてくれた。女の子を2回点させたり、4人で踊ったり、腕をわけのわからない形に絡めてみたり……。





 もっと踊れたら気持ちいいだろうなあと思う。なんせ女の子を自分の意のままに、それこそ操り人形のように動かせるのだから。
 これまで踊りと名のつくものは、日本の「クラブ」に学生時代に多少通っただけで、ほとんどやったことがなかった。アルゼンチンのディスコもカーニバルの踊りもよかったけれど、あれは我流の適当な踊り。中米にそんなに長くいるわけではないけれど、メキシコ、キューバ、これから行くグアテマラもちょうどサルサが盛んなようだ。できるだけ機会を見つけてやってみたくなった。

 気が付けば午前3時半。今日はこれできりあげて宿に帰ることにした。明日の夕方にはカンクンを離れてしまうのが残念で仕方ない。
 A子ちゃんとMちゃんともう何回か行って色々教えてもらいたかったな。一人でお店に行けるほど勇気はないので、これから行く先々で日本人のサルサ好きを見つけなければ。





author:tiger, category:Mexico, 06:12
-, -, - -