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アマンタニ島でホームステイ
日本を出発してから63日目
ただいま5カ国目
ペルーのアマンタニ島にいます


 今日は6時半に起きて7時半に宿を出た。今日から1泊2日でチチカカ湖の小島めぐりをする。
 ツアー代金は58ソル(2200円)。一泊と食事、それに英語ガイドもついていたので、まあまあお手ごろの値段だ。ちなみに今回もまた日本人は僕一人だった。

 チチカカ湖の島はボリビアで太陽の島に行ったばかりなのだけれど、今回まわるツアーでは、ウロス島、アマンタニ島、タキーラ島の3島をまわる。
そのなかでも特に楽しみなのは、葦でできた島、ウロス島に行けること、それからアマンタニ島で現地の人の家にホームステイすることだ。
 まずはボートに乗ってウロス島に向かう。琵琶湖の12倍あるチチカカ湖もボリビアで見たのとプーノから見たのではその表情が違っていて、プーノ沿岸の湖は緑色の藻だらけ。湖がそのまま緑色だ。そこをすぎると次は葦の群生のなかを進んでいく。





 30分ほど進むと、最初の小島、ウロス島に到着した。ウロス島は葦でできた浮島だ。トトラと呼ばれる葦を束ねて浮かべ、葦が腐ってきたらその上からまた葦を敷く。ほうっておくと風が吹いて流されてしまうので棒を差して杭にしている。
 この島は島自体も葦でできているけれど、民家も畑も船もすべて葦でできている。水道や電気はとおっていないが、そのなかで700人が生活している。それでも島内には学校や教会もあるからたいした浮島だ。
 ひととおりガイドに説明を聞いて土産物屋を物色したあと、葦を束ねて作った船で移動した。(そこでいきなり船料5ソル、180円を請求される)
15分ほど船に揺られてウロス島の別の小島へ。そこでまた土産物屋をまわる。土産物屋は各小島にある。土産物を売るくらいしか生計をたてられないのだろう。










 次にボートに乗り換えて3時間。次なる島アマンタニ島に到着したのは昼の12時半くらいだった。島に着くと、船着場には20人ほどの女性がいて、マントに帽子すがたで出迎えてくれた。彼女らが今回のホームステイ先の女将らしい。
 20人のなかから、ガイドと現地のリーダーらしき男性が適当にステイ先をわりふっていく。全員のステイ先が決まってもまだ10人以上の女性が残っている。彼女らは今回は縁がなかったということなのだろう。寂しそうな顔をしていた。

 僕のステイ先はテウロシャという女性の家だった。家についてみると、かなりのオンボロで、島内でもどちらかというと貧しいほうの家らしかった。
 僕はオンボロ歓迎なので全く問題なかったのだが、何より嬉しかったのが、その家には5歳のワンネサと4歳のローレスという2人のかわいい姉妹がいたことだった。
 家に着いてすぐ昼食の準備にとりかかったのだが、ワンネサはまだ5歳なのにナイフを持って芋の皮むきをしたり、カマを持って畑の草刈をしたりと精力的に働いている。こんな幼い子が刃物をもって危ないなあと思ったが、この島では小さい子でも家の手伝いをするのがあたりまえなのだろう。これは太陽の島と同じだった。
 4歳のローレスは姉のワンネサにいつもついてまわって、そばで自分のできる仕事を手伝っている。これがまたかわいい。4歳の子も一家を支えているのだ。





 4時に町の広場に集合してツアーメンバーで丘に登ったのだが、夕陽も雲に隠れて見えず、疲れるだけ疲れてステイ先に戻った。
 夕食を食べたあとは、ここのかわいい姉妹ともすっかり打ち解けていたので、日本から持ってきた折り紙を出して、3人で一緒に遊ぶことにした。鶴とか手裏剣を折ってやると、最初は真剣な眼差しで、しだいにキャッキャいいながら自分なりに紙を折っていく。
 遊んであげたというよりは、完全に遊んでもらったのだけれど、あんまり一緒に遊ぶのが楽しくて、本当は夜8時から広場の近くでツアー客が集まって踊りを見る予定だったのに、勝手にキャンセルしてこの姉妹とずっと遊んでいた。それほど楽しい時間だった。


ホームステイ先


しっかり者のワンネサ


お姉さんが大好きのローレス


草刈りの手伝い


アマンタニ島の家庭料理


日本の文化に挑戦!
 
 現地の人の家にいってその生活に触れる、そこの子供と遊んだり、その家の手伝いをしたり、その家の家庭料理を食べたりする。半年前にベトナムに行ったときもメコンアイランドでホームステイをしたことがあるのだが、そのときも楽しくて楽しくて仕方がなかった。
 今回の旅も機会があれば現地でホームステイしたいと考えていたのでこのツアーにも参加したのだが、思ったとおりというか、思った以上というか、ホームステイだけでこのツアーに参加した甲斐があった。ある意味めざす旅の形がここに凝縮しているのかもしれない。

 この家に着いたのが昼の1時。明日の朝にはもうこの一家とも別れなければならない。さみしいなあと思いながら、真っ暗な部屋の床に入った。
author:tiger, category:Peru, 17:21
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