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高山病の恐怖
日本を出発してから51日目
ただいま4カ国目
ボリビアのウユニにいます


 今日はウユニツアー2日目。昨日と同様、色々なポイントをまわって、最後に待望のウユニ塩湖を訪れる予定になっている。

 ウユニ塩湖は今回の旅のなかでもかなり行ってみたかった場所。要は塩の湖なのだが、今から数万年前に干上がり、水分中の塩分が固まって塩湖になったという。

 ボリビアには海がない。塩の湖ということは、大昔は海だった場所が地殻変動で突起して起きた現象なのだろうか。


朝。


出発!

 車は昨日同様、景色のいい場所を巡っていく。日本人メンバーは多少調子が悪いという輩もいたが、高山病はなんとか大丈夫そうだ。2時間くらい走ると、ドロが「これからは標高がさがっていくだけだ」と教えてくれた。今までずっと高山病の恐怖をかんじながら動いていたので、緊張感も少しやわらいで楽になった。

 車は相変わらず人ひとりいない道中を走る。あるのは野っぱらに植生する高山植物とリャマという動物、それにフラミンゴくらいだ。リャマは耳のところに色々な飾りをつけているので家畜なのだろうか。

 ドロに聞いたところによると(もちろんキョウコさんの通訳によるもの)、リャマの肉はコレステロールがゼロの健康にいい肉らしい。かわいい動物なのだけど、食肉ということは一度くらい食してみたいなあ。


自然にできた変な岩




風が岩を削ってこんな形に


リャマ。なんか愛らしい。

 お昼に昼食のため立ち寄った民家では、これぞボリビア人というかわいい少女とも親交を交わすことができた。

 昼食も食い終わり、いよいよウユニ塩湖へ出発するはずだったのだが、ガイドのドロは今日はウユニ塩湖に行かないという。なんでも、ウユニ塩湖付近が曇天で、今行くと危ないらしい。

 ウユニ塩湖は1年間で二つの顔を持つ。乾季には表面の水が蒸発し、湖一面が真っ白になって、まるで南極のような場所になる。一方の雨季は、雨が湖の塩の大地の上にたまって、鏡のように大地と空を映し出す。

 どちらもかなり魅力的なのだけれど、今はちょうど雨季。空と大地がどっちかわからないような景色なので、曇りになると方向が判別しづらくなるらしい。現に少し前、曇天の日に観光客5人が塩湖に入り、方向がわからなくなって亡くなったという。

 これでは仕方ない。明日の最終日にはちゃんと塩湖には行くということで、今回は予定を変更して1日早くウユニの町に入ることになった。


ボリビア人姉妹。

 ウユニの町にあと40分くらいで着くという頃になって、突然車がパンクした。多分使い古したタイヤがすりへって穴が空いたことが原因だと思うが、運転手のドロは慌てるそぶりもなく要領よくタイヤをはずし、積んであった予備のタイヤと取り替えていった。

 ドロは48歳らしいが、昔は山で木材を運ぶ仕事をしていたらしい。「だから今でもパワーはあるよ」と言っていたが、己の腕っぷしを頼りに働く男はかっこいいと思った。


ガイド兼運転手、ドロ。

 午後4時頃、車は無事にウユニに到着。ウユニは標高3600メートル、人口1万人の町だ。住人はインディヘナがほとんどで、治安はかなりよさそうだ。世界一大きいウユニ塩湖を見ようと訪れる観光客でにぎわっている。

 ホテルはこの旅で一番というくらい立派なホテル。ツアー代金に含まれているので追加料金の心配もなく、さらに人数の関係でダブルの部屋を一人で使えることになってかなり居心地よかった。

 標高も一時期よりだいぶ下がったので少々動いても息切れしない。体調良好、気分上々。明日のウユニ塩湖が楽しみだ。






ウユニの町
author:tiger, category:Bolivia, 22:15
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