日本を出発してから56日目
ただいま4カ国目
ボリビアのラ・パスにいます
ラ・パス3日目。今日の昼間は街をぶらぶらしていた。市場を散歩したり、乗合タクシーでサンミゲル地区に行ったり、屋台を食い歩いたり……。
サンミゲル地区は高級住宅街で、これがボリビアかと思わせるような場所だった。欧米人が仕事の関係でこの地に居をかまえているのだと思うが、会う人会う人が上品で服装やたたずまいが違う。まるでアメリカを歩いているようだった。
バーガーキングもあったが、セットで30ボリビアーノ(450円)もする。こんな場所がボリビアにもあったんだと驚かされた。
今日のメインは夜のフォルクローレ。山田とI君が明日の朝にコパカバーナに旅立つため、最後の夜をちょっとリッチに締めることになった。
フォルクローレとはボリビア音楽で、色々な楽器をつかって演奏する。「コンドル・パサー」(コンドルは飛んでゆく)は日本でも有名なフォルクローレだ。また、フォルクローレにはダンスもある。神聖な儀式などで神にささげるのが目的の踊りらしい。
今回は宿から歩いて5分くらいの「ラ・カサ・デル・コルヒドール」というお店のフォルクローレを見に行くことにした。会場はさほど広くはないが、食事を食べながらステージでの演奏と踊り場をつかったダンスを存分に堪能することができた。
この日お店にいたお客は僕らをふくめて3組しかおらず、少しさみしい感じだったが、ダンスの際には踊り子の女性に手をひっぱられ、一緒に踊ることができたし、演奏者7人も本当に一生懸命演奏してくれ感動した。
演奏するメンバーはそれぞれ個性的で、まるでドリフターズのようだった。たて笛を吹くリーダーのいかりや長介を中心に、ギターの高木ブーやドラムの加藤茶など、それぞれ違う楽器を使いながらノリノリですばらしい演奏をしてくれた。
異国の地の小さなレストランでギターや笛の音を聞きながら酒を飲む。なんて贅沢。フォルクローレは素晴らしい音楽だった。

長介。

ブー。