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モアイ巡礼
日本を出発してから41日目
ただいま3カ国目
チリのイースター島にいます


 朝起きて外を散歩する。うん、なんか気分いい。昨日マルタにもらった薬が効いたんだろうか。夜中ぐっしょり汗をかいて目が覚め、着替えて寝たらすっきりした。とりあえず熱はさがったみたいなので、今日のイースター島一周はなんとかなりそうだ。

 まずは宿で車を借りる。24時間で25000ペソ(5500円)、セントロで借りるより安いので、ここで借りることにした。

 今回のメンバーは僕と山田と「ヒゲメガネ」(仮称)の3人で、1人あたり1800円ほどだった。
 本当は運転する気まんまんで、国際免許証も持っていたのだけれど、マニュアルだったので今回はやめることにした。
 運転手は山田だ。すぐ調子に乗った運転をするので心配だ。

 島は車で一周しても60キロほどだから、1日あれば余裕をもってまわれる。酒とお菓子をスーパーで補給して準備オッケー、時計と逆周りに海岸沿いを走っていくと、まず最初に発見したのが、「魂のチャリダー」だった。

 彼は今回、卒業旅行で南米を訪れ、チャリンコに乗って旅している。同じ関西人の「ヒゲメガネ」と時々漫才みたいなやりとりをしているのが面白い。

 ちなみに「ヒゲメガネ」も卒業旅行で南米に来ていて、とにかくやたらビールを飲む。朝でも昼でも関係なし。5年前写真が貼られたの学生証を見ると、まったく人相が違うのだが、彼曰く「ビールが変えた。ビールはおそろしい」らしい。


ヒゲメガネ(仮称)。

 チャリダーとともに最初の目的地、ラノ・ララクへ到着する。ここはモアイの切り出し場だったらしく、正座したモアイや顔から下が埋まったモアイ、ヒゲのモアイなどいろんなのがいた。ここだけで全部で397体のモアイがいるらしい。


前のめりになったモアイ


正座をしたモアイ


○○○○なモアイ


岩山から切り出し中のモアイ


下から見るとこんな感じ


ラノ・ララクはモアイだらけだった

 モアイを見終えて駐車場に戻ると、チャリダーのチャリがパンクしていた。この島の道路は舗装されていない道も多いので、なにかで穴があいたのだろうか。替えチューブをもっていたので特に問題はなかったが、さすがに疲れたらしい。しばらく一緒に動いたけれど、疲れて宿に帰っていってしまった。

 次のポイントはラノ・ララクのすぐ近くで、海の近くにある15体のモアイが立つアフ・トンガリキ。ここのモアイはチリ地震で損壊したモアイを日本が援助して復元したもので、15体が横並びに並んでいる様は壮観だ。

 写真を撮って休んでいると、むこうのほうから怒鳴り声が聞こえてきた。山田が16体目のモアイになろうとしてモアイの台座に登っているのを見つかったらしい。モアイの台座はモアイよりも崇高で、普通の人は登ってはいけない。一応、看板は出ていたのだが、それに気づかなかった山田がやらかしてしまったのだ。

 怒鳴り声の主は現地に住むおじさんで、めちゃくちゃ怒っている。何度も「サレー! サレー!」と言っている。サレーとは日本語でも「去れ!」の意味だ。

 山田君、軽率な行動は控えよう。でも、おじさんのあまりの怒りようと、山田の動揺には結構うけた。


日本が立てたモアイ


道には牛がいっぱい。


馬もいっぱい。

 そのあと北側のビーチのほうにまわって、ワインを飲み、風邪もちゃんと治っていないのに、沖のほうまで泳いでしまった。マル・デル・プラタに続き、この旅2度目の泳ぎだ。

 ビーチに観光客はほとんどいなかった。全部で20人くらいといったとこだろうか。というよりも、ここは島を一周していても、ほとんど観光客を見ない。イースター島というのは結構有名な観光地だと思っていたのだけれど、移動の不便さが影響しているのだろうか。観光客でも欧米人はお年寄りばかりで、若者の観光客は日本人くらいだった。

 時間もおしてきたので、最後にアフ・アビキのモアイを見て、今日は終わりにすることにした。ここのモアイは海を見つめて立つ7体のモアイだ。

 僕が担当した小説の中にも海を見つめて立つモアイが登場する。このモアイは物語の中で島の象徴となっていたので、ここのモアイだけは見ておきたかった。
 15体のモアイと比べると地味で、ちょっとさびしそう。でも、それがまたなんともいえないいい感じで、モアイの裏側から一緒に海を見ていると、物語の中に入っていけそうな気がした。(小説の内容については割愛します)


海を見つめて立つモアイ


山田を特別に8体目にしてあげました

 海辺で夕陽を見た後、宿に戻って夕食の準備。今日の夕食はマグロのハンバーグだった。これもかなり贅沢な一品だ。日本で食ったらいくらくらいするんだろう。
 明日は早く起きて、車で朝日を見に行くことにした。僕と山田、「ヒゲメガネ」に加え、「魂のチャリダー」、それから一緒にマグロをシェアした「エロサーファー」(仮称)も参加することになった。

 男5人。むさくるしいけど、まあ仕方ない。この日は酒を飲みながら、夜遅くまで下ネタで盛り上がった。




author:tiger, category:Chili, 18:05
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