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カーニバル前夜
日本を出発してから26日目
ただいま3カ国目
ブラジルのサルバドールにいます


 今日は朝5時に目が覚めた。旅に出てからというものの、仕事をしていたときよりも起きるのがずっと早い。睡眠時間はだいたい4、5時間くらい。気がはっているのか、興奮しているのか、それでもう慣れてしまったのかわからないけれど、とりあえず身体はいたって健康だ。
 
 朝一番で誰もいない屋上のテラスに行き、次第に明けていく空を見る。なんかすごくいい気分。イスに腰掛けてタバコを吸いながら読書をしていると、これ以上の贅沢があるのだろうかと思えてしまう。
 今日は明日からの宿を確保し、あとは市内を歩いて町と人を見ようと思う。

 「青い家」が値上がりする前に宿を変えようという輩は他にもいて、何人かに話をきいて簡単に次の宿は決まった。宿は「青い家」から歩いて5、6分の「ホテル アルバ」。一泊50レアルとやや高いが、カーニバル期間中ということを考えれば妥当だろう。





 宿を決めたあとは個人個人で街を徘徊することになった。最初は同じ宿に泊まっていてカーニバルでも同じチームになったタカシ君という学生と一緒に歩いていたのだが、市場についてしばらくすると、お互い勝手に動き出し、いつのまにかはぐれてしまった。

 市場とか露店、スーパーなどは自分のペースで勝手にまわるのがいい。彼もそんな感じだったので、はぐれたあとも大して探さず、勝手に街の探索を始めてしまった。

 サルバドールには上町と下町がある。それはまさに上町と下町で、高いところと低いところにある街なのだが、その街同士が背中あわせになっているところが面白い。崖の上と下と思ってもらえればわかりやすいと思うのだが、上町と下町を移動するのに特設のエレベーターを使うのだ。

 ソウザ広場からエレベーターで下町に降りると、少し歩いたところに広場があり、そこでは多くの露店が土産物を売っていた。木彫りの置物、装飾品、Tシャツ、看板、キセル……。手作りのものが多いので面白い。キセル売りのオヤジには小声でマリファナをすすめられた。
 その隣にはメルカード・モデロという二階建ての市場があり、民芸品や衣類などを売っていた。ここもまた、いくら居てもいいくらい楽しかった。


こうゆうの最高。楽しくて仕方ない。


首飾りの店は多くあった。

 1時間ほどそこを回ったあと、再びエレベーターに乗って上町に戻る。街は明日からのカーニバルにむけて着々と準備が進んでいた。
 広場では至るところで髪をドレッドに編んでいる人がいる。アーケードにはオシャレな飾りが掲げられる。練習なのか前日の催しなのかはわからないが、太鼓をたたきながら街を練り歩くサンバ集団がいる。町全体がカーニバルにむけて興奮しているような気がした。


街のいたるところでドレッドを編む人がいる


広場ではカポエラの実演をやっていた


太鼓のリズムが気持ちを高揚させる

 夜になると外から歌声が聞こえてきた。なにかと思って屋上のテラスに上がってみると、すぐ近くの会場に大勢の人々が集まり、太鼓のリズムにあわせて歌手がサンバを歌っている。やたら上手い。どうやら、明日から始まるカーニバルの前夜祭をしているようで、いろいろな歌手が順番に歌い、観客は大いに盛り上がっていた。
 屋上のテラスでサルバドールの夜景を見下ろしながら、サンバを聞く。サンバを聞いているだけで身体が興奮していくのがわかる。今日屋上から音楽を聞いただけでこれなんだから、明日のパレードに参加するカーニバルはどうなるんだろう。今夜は興奮してまたあまり眠れないかもしれない。
 
author:tiger, category:Brazil, 14:31
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