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南米サッカーを堪能
日本を出発してから23日目
ただいま3カ国目
ブラジルのサンパウロにいます


 今日はとっても楽しみなイベントがある。南米サッカーの生観戦だ。本当はアルゼンチンで観戦しようと思っていたのだけれど、ちょうどシーズンオフで観ることができなかった。
 日本でもサッカーの生観戦はこれまで3度しかないのだけれど、本場ブラジルサッカーを観られるということで期待は膨らむ。

 朝9時に起きてチケットを買いにスタジアムまで行く。スタジアムまではバスで行くのだが、バス停の位置もスタジアムの最寄りのバス停もどこにあるかわからない。試合は山田とユウキ君も一緒に観ることになったのだが、面白そうなので一人で買いに行ってみることにした。

 とりあえずポルトガル語が全くわからないので、スタジアムの名前を書いた紙を見せながら「SE広場」のまわりで聞き込みをする。ちょっと進んでは聞き、ちょっと進んでは聞くの繰り返し。なんとかバス停を見つけて40分ほどでスタジアムにたどりつくことができた。

 チケット代は30レアル(1600円)。チケットを握りしめて喜びいさんで宿にもどったのだが、約束の時間に2人がいない。試合開始が16時なので、そろそろ行かないと間に合わないのだが、帰ってこない。45分ほど待って帰ってこなかったので、書置きをして1人で先に出発することにした。

 バスを降りてスタジアムに行くまでの道は、サンパウロのユニフォームを着たサポーターでいっぱいだった。上半身裸のいかにも血の気の多そうな奴、酒を飲んで歌を歌っている奴がいっぱいいる。

 今日の試合はサンパウロ対コリンシャス。日本でいうと巨人阪神戦のようなゴールデンカードで、しかも今シーズン初対決というから、楽しみな反面、暴動が怖い。
 スタジアムはサンパウロのホームスタジアムで8万人を収容するビッグスタジアムだった。でかい割には、観客席からフィールドまでが近く、スタジアム自体がすり鉢状になっているので、とても観やすかった。
 暴動にそなえた警備もかなり厳重で、体格のいい警備員が馬にのって警備していたり、入場の際にボディチェックをされたりした。


会場の外から熱気むんむんのサポーター


8万人収容のスタジアムはとても奇麗だった

 試合がはじまる前から両チームのサポーターが応援合戦をくりひろげる。キックオフと同時にその歓声は最高潮に達し、スタジアム全体が異様な熱気に包まれた。ひとつひとつのプレーに対し、思いっきり野次を飛ばしたり、身体全体で喜びを表現したりする。

 前半はサンパウロが試合を優勢に進め、2点を先取。試合内容もかなり面白いのだが、試合を観ているより、サポーターを観察しているほうがよっぽど面白い。

 遠くにいる敵チームのサポーターとジェスチャーでやりあいをしている奴もいれば、シートの上に立って踊りだす奴もいる。応援もタオルをまわしたり、縦に飛び跳ねたり。日本の千葉ロッテがそのあたりの応援をとりいれているので、ロッテファンとしてはさらに楽しい。

 前半を終わって2対0でサンパウロがリード。ホームチーム優勢とあってスタジアムも盛りあがる。スタジアムは5階くらいにわかれているのだけれど、その5階がメインスタンドで一番広く、そこに熱狂的なサポーターが集まっている。
 1階から4階はどちらかといえば落ち着いて観るところ(僕らの席は2階。途中から雨が降ってきたのだけれど、屋根があるのでちょうどよかった)。まあ、そんなに落ち着いて観ている人はいないけど……。




熱狂するサポーターたちは一人一人が面白い

 ハーフタイムになって席を立つと、ちょうど山田とユウキ君が観客席にやってきた。二人とも雨にふられ、バス停をさがすのに苦労したらしくヘロヘロだった。話を聞くと、山田が集合時間を1時間かんちがいしていたらしい。でもまあ、とりあえず合流できてよかった。

 後半に入ると更にサンパウロが1点を追加した。サンパウロのキーパーは前半もPKを自分で蹴ってゴールを決めていたが、いい位置からのフリーキックがあると毎回自ら蹴りに来る。他の選手より上手いのだろうが、それよりも他の選手よりえらいのだな、と思った。ただ、この日のフリーキックは全然見当ちがいのところに蹴っていたが……。

 このあと試合はコリンシィアスが1点を返したものの、3対1でサンパウロの完勝。

 試合後におそれていた暴動だったが、サンパウロ側とコリンシャス側の応援席出口から合流できる道が警官によって封鎖されており、大事には至らなかった。

 スタジアム内でのアルコールの販売はなかったし、2チームの応援スタンドが隣接する場所は警官によって広くスペースが空けられていた。やりすぎの感もあるが、ここまでしないと危ないのだろう。
 
 やっぱり、文化が違うと応援の仕方も違うし、サポーターの感情表現も違う。南米サッカーはとても面白かったが、今度はヨーロッパのサッカーも見てみたいと思った。


両チームのサポーター間は広く空けられていた



道を完全に封鎖する警官

author:tiger, category:Brazil, 14:22
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