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旅の終わり。日本へ帰る前にちょっと総括

ヨーロッパ旅 30日目
ただいま、10カ国目
スペインのマドリッドにいます




午前6時起床。午前8時半チェックアウト。
無愛想な管理人のオヤジにむかついたものの、なんだかんだでシングルルームは快適だった。






Sとともに地下鉄を乗り継いでバルセロナ空港に向かう。
1ヶ月に亘って10カ国を周遊してきた今回の旅も残すは日本に帰国するのみとなった。

バルセロナ空港までの切符代は通常は1.9ユーロなのだけれど、空港使用料が3ユーロ加算されて4.9ユーロだった。

切符を買うのに戸惑ったものの、まずまず順調に地下鉄を乗り継ぎ、空港に到着したのは9時半。
定刻通り11時半の中国国際航空でマドリッドをあとにした。


これから中国の北京経由で日本に帰国する。
マドリッドから北京までは11時間半、北京の乗り継ぎに4時間半かかり、北京から成田まで3時間半かかる。
つまり、マドリッドから成田空港まで到着するのに計19時間半もかかり、時差の関係もあって、13日の11時半にマドリッドを出発して、成田空港に到着するのは14日の午後2時ということになる。


機内では機内食を食べる以外にやることがない。席に備え付けのゲームをちょっとして、映画を見ても、(映画はもちろん日本語ではないので、久しぶりに「ミスタービーン」を見た)まだかなり時間がある。

今回の旅はかなり急ぎ足で旅を振り返る余裕もなかったから、北京に着くまでの時間で今回の旅をちょっと振り返ってみることにした。




夏休みを利用して6年ぶりに再訪したヨーロッパ。今回の旅はちょうど1ヶ月間(日本との移動を含めて31日)で10カ国を周遊した。


<旅の行程>

ドイツ(フランクフルト) 2日

★フランス(パリ) 3日

★ベルギー(ブリュッセル) 2日

★オランダ(アムステルダム) 3日

チェコ(プラハ) 2日

ハンガリー(ブダペスト) 4日

★セルビア(ベオグラード) 1日

★モンテネグロ(コトル) 2日

★イタリア(レッチェ) 6日

スペイン(バルセロナ) 2日

スペイン(マドリッド) 2日


※★は初めての訪問国



今回訪問した10カ国のうち、初めての訪問国が6カ国あった。これでこれまでの通算の訪問国は49カ国になった。
宿はユースホステルに18泊(マドリッドの1泊以外はドミトリー)、友人宅に6泊、夜行バスで3泊、空港で1泊、飛行機移動で2泊した。
費用は日本からの往復航空券が10万円。現地で使った全ての費用の合計が16万7千円だった。
移動はほとんどユーロラインバスを利用。列車移動は3回。モンテネグロからイタリアはフェリーで移動し、イタリアからスペインは飛行機移動した。


次に、今回の旅で印象に残った都市と観光名所、それから印象的な出来事と美味かった食べ物を振り返ってみよう。



【印象的な都市】

一番印象深い都市はイタリアのレッチェ。のんびりした雰囲気と夜中の2時まで賑やかな中央広場の情景が印象的だった。とてもオシャレな町。

次に印象に残った都市はオランダのアムステルダム。セックスと自転車と運河とマリファナの町。それだけ聞いただけで魅力的。川が町を何重にも囲んでいてとても雰囲気が良かった。とても魅惑的な町。

そして、フランスのパリ。町の中に見所がたくさんあって、そのどれもが見ごたえがあって歴史と貫禄を感じさせた。エッフェル塔、凱旋門、ノートルダム寺院、オペラ座、ルーブル美術館…。

それから、ベルギーのブリュッセルもこぢんまりした町だけど、甘い物が好きな人にはたまらない町だと思う。広場の雰囲気もいいし、とてもかわいい町。

どうしても初めての訪問都市のほうが印象深くなってしまうけど、チェコのプラハ、スペインのバルセロナは何度行っても飽きない雰囲気のよい都市だった。



レッチェは夜中2時くらいまで広場で多くの人が大道芸を楽しんでいた。



アムステルダムは運河に幾重にも囲まれた町。癒しと欲望の町だった。



パリは名所の宝庫。エッフェル塔は夜のほうが断然きれい。



ブリュッセルはお菓子の町。チョコレート、ワッフルを食べ歩き。



プラハ城からの見えるプラハの町は余計なものがない雰囲気の良い町だった。



バルセロナはとにかく楽しい。同じスペインでもマドリッドとは全然違う町。



【印象的な名所】

フランスはどこも素晴らしかった。その中でもルーブル美術館は見所満載で、特に「ミロのヴィーナス」は印象的だった。また、ルーブルの向かいにあるオスロー美術館のルノワール作品はいつまでも見ていたい感じだった。

アムステルダムのアンネの家。事前に「アンネの日記」を読んでいたので印象度が倍増した。2時間近く並んだけど、いろんなことを考えさせられた場所だった。

ブリュッセルの小便小僧。世界三大がっかり名所の1つであるけど、小便小僧に罪はない。なんとなく愛らしい感じ、建国記念日仕様の特別な衣装、土産物屋に並ぶ大量の小僧。だんだん愛らしくなってきたのは不思議な感じ。



ルーブル美術館は本来なら何日もかけてまわりたいところ。



アンネにはすっかり親近感を覚えてしまった。



がっかり名所の小便小僧もしだいに愛着がわいてきた。



コトルでのトレッキングも今回の旅で楽しかったことの一つ。



【印象に残った出来事】

これはやはりイタリアのレッチェで6年ぶりに無銭チャリダーの圭さんと再会したことだ。今回の旅では圭さんと出会ったブダペストのアンダンテにも再訪して、ヨシさんと再会できたことも良かった。

ブリュッセルの路面電車でスリに会ったこと。運よく被害には遭わなかったけれど、あれは衝撃的だった。ほとんど順調に進んだ今回の旅の中で一番ヒヤっとした場面。

アドリア海をフェリーで渡ったこと。大型フェリーがこんなに楽しいとは思わなかった。水平線に消える夕日がすごく綺麗だった。フェリーに乗るまで、降りたあとも地図がなく交通手段も分からないまま移動していたので刺激的だった。

この旅で出会った色んな日本人バックパッカー。今回の旅でも多くの旅人との出会いがあった。圭さんをはじめ、いろんな旅人との出会いが僕の旅を何倍も楽しいものに変えてくれた。またいつかどこかで再会できることを期待。




6年ぶりに再会した無銭チャリダーはあの時のままだった。



スリは未遂に終わったものの、スリとの遭遇はなかなかできない経験だった。



フェリー移動をこんなに楽しめるとは思っていなかった。アドリア海、大好き。



コトルで会ったお姉さん、可愛かったなあ。



【美味しかったもの】

バルセロナの市場で食べたイベリコ豚の生ハム。前回も食べているけど、それでも衝撃的な美味さだった。口の中でとける感じと、噛めば噛むほど味が濃厚になる感じは最高。

ブリュッセルで食べたベルギーワッフル。チョコレートとアイスが載ってるやつ。甘い物はそんなに好きではないのだけど、思わず顔がほころんでしまう味。

ドイツのフランクフルトで食べた鯖サンド。この旅で一番最初に口にしたものがいきなり美味かった。

その他にはイタリアのレッチェで食べたナポリピザ。ブリュッセルで飲んだフルーツビール。バルセロナで食べたシーフードのパエリアも美味かった。




やっぱりイベリコ豚の生ハムは最高。市場で試食させてもらったのがめちゃくちゃ美味かった。



ベルギーといえばベルギーワッフル。期待していた何倍も美味かった。



フランクフルトで食べた鯖サンド。この旅で最初の外食。



レッチェで食べたナポリピザ。でかくて美味い。



ブリュッセルで飲んだフルーツビール。結構酔っ払った。



バルセロナで食べたパエリアは美味しかった。



頭に浮かんだものを何も考えずに挙げてみた。
時間が経てば変わっていくかもしれないけれど、今更ながらに1ヶ月間でいろんな所に行って、いろんな人に会って、いろんなものを食べたんだなあと思う。


もうすぐ帰国するけれど、飛行機の時間は長いからもう少し旅の余韻に浸ることにしよう。




 

author:tigerblog, category:ヨーロッパ番外編, 14:11
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