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切符をチェックしないドイツ、切符代を払ってくれたドイツ人

ヨーロッパ旅行2日目
ただいま、1カ国目
ドイツのフランクフルトにいます



 フランクフルト空港に到着したのは定時より30分早い午前6時だった。

 成田→北京が4時間、北京→フランクフルトが11時間、乗り継ぎも合わせると19時間の長旅である。ちなみに航空券は往復で10万円。もっと早く予約すれば6万円くらいのもあったんだけど、思いのほか高くなってしまった。


 早朝のフランクフルト空港は少し肌寒いくらいだった。市内中心に向かおうと、空港電車を探す。表示にしたがって階段を降りていくと、そこはホームだった。


 あれ、切符はどうすればいいの? 




 このまま電車に乗ればキセルになってしまう。近くにいたスーツ姿のドイツ人に尋ねると、ホームにある自動販売機で買えばいいと言い、自分の乗る電車を1本遅らせて、わざわざ自動販売機のところまで来て買い方を教えてくれた。


 空港から中央駅までは4.5ユーロ。2人分の料金8.5ユーロを払おうと20ユーロ札を入れてみたけど、なぜかお金が戻ってくる。

 よく見ると、使用可能な紙幣は5ユーロ札と10ユーロ札のみだった。僕もSも小さい紙幣を持っていなかったので、どうしようかと困っていると、そのドイツ紳士がポケットから10ユーロ紙幣を取り出して、二人分のチケットを買ってくれた。


 おお、ドイツ人、なんて親切なんだ!


 お礼を言って20ユーロ紙幣を渡し、おつりをもらおうとすると、


「この切符は僕からのプレゼント。ようこそフランクフルトへ」


 いやいやいや、それはいくらなんでも申し訳ない。僕とSが何とか受け取ってもらおうとすると、


「このお金は君たちがまたフランクフルトに来て、僕らが再会するときに返してくれればいい。その日が来るのを楽しみに待ってるよ」


 おお、ドイツ人、マジかっこいい!!!


 日本だったら歯の浮くような臭いセリフを見事なまでに自然に言ってのける。さすがヨーロッパ! さすがドイツ紳士! 僕らはいたく感動し、丁寧にお礼を言って彼の厚意を受け入れることにした。


 ヨーロッパ旅行、しょっぱなから調子いいじゃないか!



空港から中央駅までは4.25ユーロ。


 中央駅まで行くと、なぜか改札がない。気がついたらそのまま駅の外に出てしまった。電車に乗るときも、電車から降りて駅を出るときも何のチェックもない。これならはっきり言って、無賃乗車なんて余裕でできる。切符のチェックもしないドイツって国は、どこまで国民を信用しているんだろうか。そして切符のチェックが必要ないドイツ人はどんだけしっかりしてるんだろう。



駅のホームに切符券売機がある。


 とりあえず、中央駅近くの道端に並んでいたワゴンのハンバーガー屋で朝食タイム。ヨーロッパ最初の食事は〆鯖バーガーだった(2.5ユーロ)。これがかなりボリュームがあって美味かった。〆鯖も美味いがとにかくパンが美味い。







 その後、トラムに乗ってユースホステルの最寄り駅まで行ったけど、そこでもドイツ人紳士が切符の買い方を丁寧に説明してくれた。トラムの切符検査もまたもやなし。面倒なチェックがなくていい。


 宿は「AOホステル」のミックスドミトリーで一人8ユーロ(1000円)。シーツ代で3ユーロ払わされたけど、それにしても安い。本当は午後3時にならないとチェックインできなかったんだけど、レセプションのお姉さんが調整してくれて、午前10時にはチェックインさせてくれた。



安宿だけど、とても綺麗。4人用のMIXドミトリー。


 荷物を置いて、シャワーを浴びて、いよいよフランクフルト観光スタート。市内の主だった見所は中央駅東側にかたまっているので、全部歩いて回っていった。

 ひとつひとつ書くと面倒なので、写真とキャプションで簡単に紹介していこう。




フランクフルト中心部の南を流れるマイン川。



ゲーテの家。もっとゲーテについて勉強しておけばよかった…



ゲーテの書斎。



市内中心部にはヨーロッパならではの建築物が。




フランクフルトでは昼食をハンバーガーですますサラリーマンがたくさんいた。



ハンバーガー、ソーセージ、ドイツの定番。




見ているだけで美味そうなソーセージ、ハム、サラミ。



せっかくなので、こちらもハムバーガーをいただきました。もちろんビールも。



大聖堂。入場料は無料。



町の市場。ここでもやっぱりソーセージ。



オリーブの漬けたやつ。ちょっと買って食ってみた。



野菜の彩りがなんかいいんだよね〜



山イチゴも売っていた。


市場のテラスにはワインバーがあった。せっかくなのでここでも一杯。


 観光地というより、パンやバーガー屋の並ぶ通りの雰囲気、市場の品揃えと色鮮やかさ、市場に隣接したワインバーの雰囲気が印象に残る街だった。

 観光を終え、ビールとワインでほろ酔いになりながら宿に戻る。今日はなんだかんだで、6時間くらい歩いた。ヨーロッパ到着初日はなかなかハードではあったけど、ドイツ人の優しさに触れられて有意義な一日だった。

author:tigerblog, category:ヨーロッパ番外編, 20:16
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