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世界一危険な都市ヨハネスブルグにビビる
日本を出発してから321日目
ただいま34カ国目
南アフリカのヨハネスブルグにいます


 今日は移動日。午前中に土産物売り場をまわって、お昼には宿からでているピックアップバスで空港に向かった。


土産物売り場






食堂のおばさんたち。


 ジンバブエから南アフリカのヨハネスブルグへの久しぶりの飛行機移動だ。
 ヨハネスブルグ。この都市は「世界で一番危険な町」として有名だ。世界中の国々を100カ国以上まわった旅人に聞いてみても、

「あそこは世界で一番危険だよ。しかも、ぶっちぎりで!」

 といってくる。ということはよほど危険なのだろう。実は僕、この町が危険だということを旅に出るまでは全く知らなかった。
 ヨハネスブルグよりもケニアのナイロビのほうがよほど危険だと思っていたくらいだから、いかに予備知識が足りなかったかがわかる。

 南アフリカが今度のワールドカップの候補地になっていることはご存知かと思うが、それほどこの国はアフリカのなかでもズバ抜けて近代化されている。
 アパルトヘイトという人種差別があったことでもわかるように白人が多いのだけれど、逆にその影響からか犯罪もあとをたたない。
 その頻度は世界中の他の都市を圧倒しており、ふつうにダウンタウンを歩いていたら、強盗に遭わないほうがめずらしいくらいだ。
 銃も普通にでまわっており、殺人事件もかなりの数起こっているらしい。

 という都市なのだけれど、じゃあ危険で行けないかと言われればそうでもない。危険な都市には危険な都市なりの危険を回避するシステムが作りだされているのだ。
 空港からホテルまではホテルの送迎を使い、どこかに行く際もタクシーを利用する。ただ、一番治安の悪いダウンタウンでは信号が赤でも車は止まれないそうだ。その隙に強盗に襲われてしまうらしい。
 さらに、タクシーを降りてホテルまで30メートルしかなくても、タクシーの運転手に「走れ!」といわれるらしい。

 というわけで、この都市をどうしようかと思っていたのだが、日数の関係と以上の治安の悪さから、ヨハネスブルグでの滞在はわずか1泊にしてしまった。
 正確に言うと、26時間。これでは何にもできない。

 というかヨハネスブルグにいても犯罪が多くて町にあまり出られないので、どのみち何もできない。


ヨハネスブルグに到着。

 空港で無料送迎のあるホテルを探していたのだけれど、宿泊しようと思っていたホテルに電話すると、無料送迎はなくなったという。タクシーに料金を聞くと、3千円くらいかかると言われたので、ここはあきらめて無料送迎のある空港近くの宿に宿泊することにした。
 この都市は物価も高いのだ。

 空港のすぐ裏側にある「シューストリング・エアポートロッジ」は1泊80ランド(1300円)。ビリヤード台やプールもついているとても居心地のいい宿で、僕が泊まったのはドミトリーだったのだけれど、一人だったのでゆったりとくつろぐことができた。
 このあたりは治安もほぼ問題ないらしい。それでも治安については宿のスタッフに慎重に確認して、安全を確かめてから近くのスーパーまで散歩にいった。
 スーパーはそれほど大きくはなかったけれど、これまでいたジンバブエのガラガラの棚とくらべればかなり充実している。
 町の人もとてもいい人ばかりで、治安のよさに安心して、近くにあるバーに行って一人でビールを飲んでいた。


他のアフリカとは雰囲気もまったく違った。

 帰ってみると、僕が道を聞いた宿のスタッフが心配して待ってくれていた。スーパーは近いはずなのに、いつまでたっても帰ってこないので心配していたらしい。

 失礼しました。

 
 というわけで、何の問題もなく、無事に終わりそうなヨハネスブルグ。明日のお昼には飛行機で脱出するわけだが、正直言って、

 物足りない!

 世界一危険な町ヨハネスブルグのダウンタウンはいったいどんな場所なのか? タクシーの中からでいいから一度見てみたかった。
 ヨハネスブルグを1泊にしたことは正直いって後悔。でもまあ、命あってのものだねだけど。


夜中はビールを飲みながらプールサイドでのんびり。
author:tiger, category:South Africa, 19:18
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さらばアフリカ大陸! いざアジアへ!
日本を出発してから322日目
ただいま34カ国目
南アフリカのヨハネスブルグにいます


 いよいよアフリカ大陸を脱出! 最後の大陸、アジアへ!

 というわけで、今日の飛行機でアフリカ大陸を脱出する。10月23日にタンザニアに入って以来、1ヶ月半にわたってすごしてきたアフリカともお別れだ。
 はっきりいって、アフリカ大陸……


 めっちゃよかった!!!


 それはもう予想をはるかに上回り、楽しい思い出ばかり。黒人に対するイメージもアフリカに対するイメージも大きくかわり、何もかもが新鮮だった。現地人との距離もこの大陸が一番身近だったように思う。
 子供も超元気! みんな人懐っこくて、町を歩きながら話をしているだけで飽きることがなかった。
 特に田舎の村。これはいい。これまで何度も書いてきたけれど、たいした観光地はないくせに(それがいいのかもしれないけれど)、本当に面白い経験をたくさんさせてもらった。

 ありがとうアフリカ大陸!

 てなわけで、アフリカ大陸とお別れして、いよいよ最後の大陸アジアを目指す。
 アジア大陸は当初の予定では3ヶ月くらいあったのだけれど、残すところ1ヶ月になってしまった。
 1月に帰国しないといけないのは、僕が使用している世界一周航空券の期限が1年間と決まっていること、それから、来年1年間を北京で過ごそうと考えていることからで、これは本当にもったいない。

 南米、中米、中東、欧州、アフリカ……。ほとんどすべての地域で予定よりも少しずつ長居してしまい、そのツケが最後のアジアにまわってきたかんじだ。
 けれど、それらの地域は金銭的にも時間的にも日本からは行きにくい。その点アジアは近いし、来ようと思えばまた来れる。
 今回の旅でマイレージも6万マイルくらいたまるはずなので、それを使ってまたこよう。

 考えてみれば、アジアが最後で本当によかった。アジアを初めにまわって最後に南米とかにしていたら、南米を削るはめになり、後悔してもしきれなかっただろう。

 で、3ヶ月から1ヶ月に縮小したアジア行。どっかを削るしかないのだけれど、思い切ってインドとネパールを削ることにした。
 南アジアをとるか、東南アジアをとるかの選択で、かなり迷ったのだけれど、どうしてもベトナムを再訪したい理由があったので、東南アジアをとることにした(再訪の理由はまたブログのどこかで)。
 インド、ネパールはまた近いうちに訪れよう。


 アジアまでの飛行機はキャセイパシフィックをこの旅で初めて利用した。この航空会社がすごくよかった。というか、かなりラッキーなことがあったので報告しておこう。

 この飛行機、シートにはモニターとリモコンがついていて、好きなテレビや映画が見れる。好きなラジオや音楽も聴け、好きなゲームまでできる。
 おまけに機内食もなかなか美味い(もちろん酒は飲み放題)。まさに快適な空の旅だ。

 普段ゲームはまったくやらないくせに、なぜかこういうところではゲームがしたくなる。昔、ゲーセンによく置いてあった「シャンハイ」というゲームに興じていると、スチュワーデスのお姉さんに声をかけられた。

「すみません。申し訳ありませんが、お仕事をされたいというお客様がいらっしゃいまして、もしよろしければライトのつかない席に移動していただくことはできないでしょうか?」

 彼女は日本人スチュワーデスで、日本人の僕に声をかけやすかったのだろう。申し訳なさそうにお願いしてきた。
 ライトの壊れた席へ移動するのは面倒くさかったけれど、せっかく僕に声をかけてくれたのだからと、そこは素直に移動することにした。
 この席の移動が思いがけないラッキーだった。

 移動した席は確かにライトがつかなかったが、それよりもゲームの調子が悪く、熱中していた「シャンハイ」ができないことが痛かった。
「うわー、失敗したー」と席を移動したことを後悔していると、さっきのお姉さんがやってきた。

「すいません、ここ、ゲームができないんですけど……」

「ええっ、そうですか。本当にすみません。どうされますか? 移動されますか?」

「いや、このままでいいです。あとは寝てますから」

 ちょっと大人なところを見せて我慢してみたものの、めずらしく目がさえてあまり眠くない。暇をもてあまして機内雑誌を読んでいると、またさっきのお姉さんがやってきた。

「本当にすみませんでした。もしよろしければ、お詫びの気持ちに当社からワインかチョコレートを差し上げたいと思うのですが、いかがでしょうか」

「ええっ、いいんですか? すいません。それじゃお言葉に甘えて、ワインを」

 いただいたワインはアルゼンチンはメンドーサ産の赤ワイン。メンドーサはこの旅でも一番最初のほうで訪れたワインの町で、そこのワインは本当に美味しかった。航空会社が出すものだから、たぶんこのワインも美味いだろう。うーん、いいことはしておくもんだなあ。

 さらに、しばらくして、またさっきのお姉さんがやってきた。

「さきほどは本当にすみませんでした。もしよろしければ、当社から免税品の商品券を50ドル分お詫びの気持ちに差し上げたいのですが……」

「ええっ、本当ですか? 50ドル分も!」

「はい。本当に申し訳ありませんでした」

 こんなにしてもらっていいんだろうか。さっきまで暇つぶしに読んでいた機内免税品販売のパンフレットから、50ドル分の商品を購入できるなんて……。しかもさっきは赤ワインまでもらってるのに……。
 キャセイパシフィック、なんて素晴らしい航空会社なんだ。もうラッキーすぎてニヤケがとまらなかった。
 
 結局、熟考の末、携帯用髭剃り(33ドル)とマルボロを1カートン(15ドル)、さらに余りのでないようにトリートメントのパック(1・5ドル)をその場でいただくことにした。

 こんなことなら、いつでも席をかわりますよ。キャセイのスチュワーデスのみなさん、困ったときはぜひ僕に一声かけてください。いつでも速攻で席を移動します。

 最後の大陸、アジアへの序章はかなり好調な滑り出しをきった。残り1ヶ月でどれだけ楽しめるか。期待は膨らむばかりだ。
author:tiger, category:South Africa, 19:19
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