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ブレッド湖で1日限定の悠々自適生活
日本を出発してから239日目
ただいま22カ国目
スロヴェニアのブレッド湖にいます


 昨日の夜着いたブレッド湖だけれど、明日の朝には出発しなければならない。でも、ここのいいところは、この町には観光地らしい観光地がほとんどない。
 もともと観光地が好きというより、現地の人や町並み、町の雰囲気を味わうほうが好きなのだけれど、観光地があったらあったで「もう二度と来ないだろうから行っておかなければ」という強迫観念が生まれてしまう。

 ブレッド湖の観光スポットといえば、ブレッド湖とその中央にあるブレッド島、それに湖の西側にあるブレッド城くらいだ。これはいい。
 午前中に湖を一周しようと思って歩いていたら、途中で貸しボートを発見したので、それに乗って湖をまわり、ブレッド島にも寄ろうということになった。

 貸しボートはスタッフの人がかなり値引きしてくれて、2時間乗って一人6ユーロ。のんびりボートをこぎながら湖の中央まで行き、買ってきたパンで朝食をとった。そのあとブレッド島にわたり、30分ほどいてからボートで岸までひきかえした。湖はいい。風がないときに水面にうつる周囲の風景がなんともいえない静寂を作り出し、頭のなかをからっぽにしてくれる。











 これで午前中の観光は終わり。帰り道で食材を買いこみ、宿に戻って自炊した。ワインを片手にブレッド湖畔を見ながらテラスで食事。料理の品数も増やして、のんびり時間をかけて食事した。
 ヒロシ君との自炊も徐々にレベルがあがってきたように思う。2人の決め事は、ご飯以外におかずを最低3品作ること。これだとすぐに食べ終わってしまわないし、なんか豪華な感じがする。ちなみに昼飯のメニューはしょうが焼き、野菜炒め、サラダ、白米、ワイン。サラダはしょうが焼きの付けあわせみたいになってしまったが、とりあえず昼飯はこんな感じ。





 食事のあとはエジプトで覚えたバックギャモンでヒロシ君と対決した。お酒もいいぐあいにまわってきて、まるで金持ちが別荘で悠々自適生活を送っているかのようだった。

 夕方には散歩がてら近くのブレッド城にいってみることにした。歩いて山を登り、湖を見渡す。自然はいい。遺跡などは1度見ると飽きてしまうことが多いけど、自然は何度見ても飽きない。そのうえ心を癒してくれる。


城の前にいた仮装集団



 宿に帰ると、今度は夕食の準備にとりかかった。キッチンが自分達だけのものなので、自由に使えるのがいい。夕食はちょっと豪華にして、ハンバーグ、ステーキ、野菜のトマト煮込み、具沢山リゾット、それにビール。
 テーブルが料理で埋まると豪華気分を演出できる。それでもかかった費用はお酒を含めても600円程度。これで豪華気分を味わえるなら安いもんだ。観光地なので、普通に店で食っても1皿600円はしてしまうのだから。

 今日は最高の1日だった。



author:tiger, category:Slovenia, 01:30
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ポストイナ鍾乳洞に肝を抜かす
日本を出発してから240日目
ただいま22カ国目
スロヴェニアのリュブリャーナにいます


 今日は日曜日。とりあえずバスの休日ダイアを確認せずに宿を出て、バスターミナルで1時間待ちから1日がはじまった。
 リュブリャーナに着いたのは11時、列車の時間まで1時間しかなかったので急いで市内観光をした。有名どころを急いでまわってリュブリャーナ駅に行くと、出発ホームを間違えてまた1時間半待つはめになった。今日はダメだ。こんなんばっかしだ。


竜の橋




久しぶりにフォルクろーレの生演奏を聴いた。




3本橋


こんな路上弾きもいる。さすが欧米。


こんなのはいっぱいいる。

 午後3時50分、ようやく列車に乗ってポストイナに到着。そこから歩いてポストイナ鍾乳洞に向う。
 最初に言っておくと、とにかくこの鍾乳洞はすごかった。規模も景色もこれまで見たことがないような代物で、こんなところがこの世にあったのかというほど驚愕した。


























ここではたまにコンサートも開かれるらしい。洞窟内の巨大ホール。

 写真でおわかりいただけただろうか。鍾乳洞のつららみたいなやつは、10年で1ミリ成長するという。それがこの規模。すごいとしかいいようがない。洞窟内にコレだけ広い敷地があるというのにも驚かされた。

 途中、日本人女性を見つけてヒロシ君とともに3人で一緒にまわり、列車でリュブリャーナに戻る。結局到着したのは21時50分だった。

 今日の宿は駅のホーム。
 どうせ早朝出発だし、宿代も高いので列車で寝ればいいやということになった。夜のホームは寒い。ヒロシ君はたくましく寝てたけど、僕は読書をして時間をつぶした。
 空港で寝ることはよくあるけど、たまにはこういうのもいいかな。もちろん安全には充分に気をつけないといけないけれど。


ヒロシ君。
author:tiger, category:Slovenia, 03:42
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