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イスラエル入国成功!
日本を出発してから205日目
ただいま15カ国目
イスラエルのエルサレムにいます


 今日はいよいよイスラエルへ入国する。入国するというより、入国できたらするといったほうが正確かもしれない。

 昨日のブログにも書いたが、イスラエル入国の際に入国スタンプを押されると、シリアに入国できなくなってしまう。
 なんとか国境での入国審査の際にスタンプを別紙に押してもらえるようお願いし、受け入れてもらわなくてはならない。

 クリフホテルを朝8時半に出発して、同じくイスラエルに向かう日本人5人でタクシーをシェアし、バスターミナルに向かう。バスに乗ってヨルダンボーダーに着くと、まずはヨルダンの出国スタンプを別紙に押してもらわなければならない。
 こうしないと、ヨルダンの出入国スタンプがイスラエルに入国したことを暗に示してしまうからだ。
 
 ここは簡単にノースタンプで通過。ここからバスに乗り、次に問題のイスラエルボーダーに着く。ここの入国審査は厳しく、色々な質問をされ、不審な点がある場合は別室行き。長ければ10時間にも及ぶ取調べが行われるらしい。
 これまで会った旅人に聞いたところでは、問答無用にスタンプを押された人間もいて、その時の審査官の気分次第といっていた。最近は比較的入国できる可能性が高いようだが、それでも安心はできない。

 5人いる日本人のうち、先陣をきったのは僕。男で一番年長なので、一番ヤリを務めることにしたのだが、正直緊張しまくりだった。
 まずは比較的温厚な審査官のいる列を狙って並ぶ。番が来ると、パスポート渡す。そのとき「ノースタンプ、プリーズ」と言うことを忘れてはならない。すると、審査官から質問攻めがはじまった。

「どうしてノースタンプなの?」
「これからシリアに行こうと思っているからです」
「イスラエルはどこに行くのですか?」
「エルサレムに行きます」
「エルサレムではどこに泊まるのですか?」
「パームホテルに泊まります」
「シリアのあとはどこに行くの?」
「トルコに行く予定です」
「そこから日本に帰るのですか?」
「はい、多分そうなると思います」
「トルコからの航空券は持っているのですか?」
「いや、まだ取っていません。トルコで入手する予定です」
「ちょっとまって……」

 審査官が電話で何かを確認している。これはマズイ。別室行きだろうかとあやぶんでいると、30秒ほどで話は終わり、別紙にスタンプを押してくれ、無事に入国することができた。
 僕のたどたどしい英語が相手の質問意欲を失わせたのがよかったのかもしれない。終始最高の笑顔をふりまいていたのが功をそうしたのかもしれない。なんにせよ、これで15カ国目、イスラエル入国だ。

 残りの4人も僕のあとということで、まとめて審査官のところに呼ばれ、問題なくノースタンプで入国することができた。
 
 エルサレムでは一足さきに入国していた相棒のヒロシ君が宿で僕らの到着を待ってくれていた。何はともあれ、無事再会。この日は緊張感と移動の疲れもあって、宿でのんびり時間をすごした。
 明日はパレスチナ自治区に行く予定。イスラエルに来たらここに行っとかないと面白くない。よくそんなことを聞くので、どんなところなのか期待は膨らむ。




広場に展示されていた各国のお国柄を出した熊の像。


これ、日本。このシンプルさを見て日本人は何を思う。



 
author:tiger, category:Israel, 10:43
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パレスチナ自治区で銃口を向けられる
日本を出発してから206日目
ただいま15カ国目
イスラエルのエルサレムにいます


 今日は日本人6人でイスラエルの目玉、パレスチナ自治区をまわる。しかも今日はベツレヘムとヘブロンを1日がかりでまわるというハードスケジュールだ。

 バスでパレスチナ自治区の境界線まで行くと、そこはベルリンの壁よりも高い壁でグルっと囲まれた完全に隔離されたパレスチナ自治区があった。
 荷物検査を終え中に入ると、そこは至って平和。閉ざされた壁には内側から多くの落書きがペイントされていた。





 とくに治安が悪いわけでもなく、人もいいかんじ。なぜこんな空間が存在するのかと疑わしく思えてしまうほどだった。ここにいる人は何を思って暮らしているのだろうか。
 とりあえず、ここではキリストの生まれた聖誕教会をはじめとする観光地をみんなで回る。
 

聖ヨセフの家




ダビデの井戸






聖誕教会


ミルクグロット


聖マリア教会


ベツヘレムの町並み

 12時頃には予定していた観光地も回り終え、バスに乗って次のパレスチナ自治区、ヘブロンに移動した。

 ヘブロンはそんなに大きな町ではないが、町の中央にスークがあり、そこがなかなか面白い。物価自体もエルサレムより安いので、途中の屋台で買い食いをしながら、おみやげ物を物色(といっても最初から買う気はほとんどないけど)しながら歩く。






しけもくも売ってました。


一本の弦でひく楽器。



 しばらく歩くとスークの入り口で会った現地人が途中で追いかけてきた。彼の名はジャマール。彼はこちらが何も言っていないのに、勝手に案内役をやりはじめた。

「ここはソルジャーの住居だ」
「モスクは今日はしまっている」

 あやしい。親切に教えてくれるのはいいのだけれど、旅を続けていると、こういう時にも防衛作用が発動していく。
 バクシーシ(チップ)をガイド料として取られるのではないか。どこかのおみやげ物屋に連れて行かれて、無理やり何かを買えといわれるのではないか。
 あまり人を疑うことはよくないのだけれど、こういう注意を常にしていないと海外では痛い目に遭うということを、これまでの旅で身にしみて感じているからだ。
 
 いつまでもついてくるので、途中で止まって、「あなたはガイドなのか?」「自分たちは金を持っていないから、チップは払えないよ」と言ってみた。
 すると、少し困惑したあとで、「チップなしでいい。案内してあげよう」と言ってくれた。それでも、なんだかうさんくさい。下心のない案内を本当にしてくれるんだろうか。何か別のことを狙っているんじゃないだろうか。
 ガイドのやり方にいくぶん腑に落ちないところがあり、不安に思っていると、「今日はモスクがしまっているが、オレがいい場所を知っているから教えてあげる」「うちの家は大きいよ、眺めも最高だ」などと言い出した。
 これはさらに怪しい。いいからついてこいと言われ、仕方なくついていってみると、かなりの急勾配の上り坂をどんどん登っていく。



 着いたところが丘の上。そこからモスクを眺めさせ、ユダヤ人住居やソルジャーの説明をしてくれた。つぎにモスクの裏口のほうから入っていき、知り合いらしきソルジャーに話をつけて裏口のほうからユダヤ人移住区の中に入れてくれた。
 普通ではなかなか入れる場所ではないので、彼のおけげで入ることができたのだが、そこには銃口を肩からかけて、いつでも引き金を引けば銃弾がでますよという体勢のソルジャーがいたるところに立っていた。





 おお、コワ。何かの間違いで引き金がひかれちゃったら終わりじゃん。
 ソルジャーの間をとおってユダヤ人住居のほうへ降りていくと、ジャマールはある建物の前で足を止めた。

「ここは僕のうちだ、遠慮しないで入ってくれ」

 ちょっと待ってくれ。そのためにここまで連れてきたわけ?
 ほか、観光的な場所、ぜんぜんまわってないじゃん。
 急勾配の上り坂をのぼってはるばるここまで来たの、自分の家に連れてきたかったからなの?
 
 あやしい。
 これから観光したい場所もあり、時間もないっていうのに!

「いいから遠慮しないで入ってくれ」
「…………」

<どうする? あやしくない? 入る?>

「自分たちはこれからまわるところがあるから、時間がない。5分だけ、5分たったらすぐでるよ」

 それでもいいというので、中に入って階段をのぼると、彼の住居らしい部屋があった。でも、そこには入らせない。上の階のテーブルと椅子しかない部屋に通され、ただ何もなく待たされる。
 どうやら部屋の外で誰かと携帯で連絡をとっているようだ。
 部屋に入ってくると、お茶が出るわけでもない。ただ座っているだけだ。いいかげん何もしないので、そろそろ時間だから帰るというと、隣の部屋に案内された。
 そこはマットレスが並べてあり、みんなを部屋に通したあとで、いきなりこう言い出した。

「ここで泊まってくれ。お金はいらない」

 <はっ、何それ!>
 うわっ、もうだめだ。あやしすぎる。

「いや、いい。もう出る。時間がない」
「ちょっと待ってくれ。あと5分ここにいてくれ」

 寝室の部屋を無理やり閉めようとするので、強引にドアを開けて階段を下りた。これは絶対に誰かを待っている。そいつが来たらさらにやばくなる……。いそいでおいとませねば。

 建物の外に出て、どうしても泊まれないという旨を伝えると、ガッカリした顔で「わかった」といった。で、「わかった」と言ったまま、建物の前から動こうとしない。
 こちらがどうやって帰ればいいのかと聞いても、「あっちだ」「ポリスに聞いてくれ」といって、ほったらかし。家にこないならもうどうでもいいという感じで面倒くさがって動こうとしない。
 ちょっと待ってくれ、銃を肩にさげたソルジャーがうようよいるユダヤ人住居区にほったらかしにされて、どうやって帰ればいいというんだ。
 なかばキレ気味にくってかかり、腕をつかまえて「連れて行けよ」とひっぱった。ああ、やっぱりそうか。間違いなく親切心でやった案内役ではなかったな。

 さっき来た道を引き返す。すると、さっきは通れたはずのユダヤ人住居区の検問を通過できない。ソルジャーが「ここからは入れない、向こうからまわれ」といってきた。
 何度か検問の突破を試みるが、行くさきざきで拒否される。結局大回りして丘の上まであがっていくと、前から拳銃をこちらに向けたソルジャーが3人、こちらを明らかに意識して向かってきた。

 うわっ、やぱい、やばい。
 ソルジャーは僕らの前で立ち止まり、引き金に手を当てて、銃口をこちらに向けながら一人一人をチェックしていく。
 や、やばいって、何かのひょうしに引き金ひいちゃったらオシマイじゃん。

 とりあえずひととおりのチェックが終わり、ソルジャーは通り過ぎていったが、さすがにこれにはビビった。
 そのあと丘の頂上付近まで上り、なんとか検問を突破してパレスチナ自治区に戻ることができた。とりあえず一応の危機は逃れた。あとはなんとかなる。まさかこんなことになるとは思わなかった。気を付けてはいたはずなのに。

 それでも、嫌がるジャマールに無理やり道案内させてよかった。ここで自分たちだけになっていたら、今日中にこの町を出れないどころか、不法侵入としてユダヤ人住居区でしょっぴかれてもおかしくなかった。
 それより、ジャマールの家で監禁されなくてよかった。ヘタすれば仲間を呼ばれ、身ぐるみはがされる可能性だってなかったわけじゃあない。


これが問題の男、ジャマール。

 力の抜けた身体を無理に動かし、なんとかスークまで戻ったときには、次の観光地に足を進める意欲は残っていなかった。
 歩いてバスターミナルまでいき、ヘブロンからベツレヘムに戻り、再び落書きだらけの壁の前に戻った。
 みんなでここで記念撮影をした。かなり危ないパレスチナ自治区めぐりだったけれど、今思えば、ユダヤ人住居区にも入れたし、銃口もむけられたし、いい経験ができたかもしれない。
 ジャマールがいい奴だったかどうかは、本当のところはわからないが、まあ無事だったのでよしとしよう。



 疲れた身体にムチうって宿に戻ったのが夜8時だった。宿の近くで買出しをしてシェアメシを食う。今日のメニューはカツ丼とサラダ。久しぶりの日本食に舌鼓をうちながら、美味しいご飯が無事に食えたことを喜んだ。
 いろいろあった1日。ある意味充実した1日だった。





 

 
author:tiger, category:Israel, 11:23
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嘆きの壁とシンドラーの墓
日本を出発してから207日目
ただいま15カ国目
イスラエルのエルサレムにいます


 今日は午前中からエルサレムの旧市街をまわった。旧市街には見所が多い。文化も宗教も違い、見るもの全てが新鮮で日本との差異を感じるのだが、まわっているうちにそれに慣れてくる自分がいて面白かった。


旧市街の町並み

 まず最初に向かったのが嘆きの壁。ユダヤ人の正装である黒服に身をつつんだ信者が壁の前に立って、聖書を読みながら首を上下に振り続けている。はっきり言って、かなり異様な光景だ。
 近くを通ろうと、写真を撮ろうと、気にするそぶりはまったくなし。中にはその光景を面白そうにビデオカメラで撮影している欧米人がいたが、さすがにそれはやりすぎだろう。もっと節度をもとう。







 次に訪れたのが旧市街をちょっと出たところにある「オスカー・シンドラーの墓」。「シンドラーのリスト」は僕が大好きな映画なので、ここにはぜひとも足を運びたいと思っていた。
 墓の敷地はそれほど大きいということもなく、彼の墓はふつうの人とほぼ同じ大きさだった。ただ違うのが、誰がはじめたのかこの墓にだけ上に小石が置かれている。理由はわからない。でも、とりあえず石を置いておいた。石を置きながら、映画のワンシーンがよみがえってきた。

「私はこのバッチであと何人の人を救うことができたのだろう……」

 また帰ったら映画を見よう。彼が人質を解放したポーランドのアウシュビッツにもこの旅で足を運びたい。







 そのあとダビデの墓、聖マルコの家をまわり、その後、世界的に有名な岩のドームに向かった。荷物とパスポート検査を終えて中に入ると、広大な敷地にやたら金光りしたモスクがいかにも「荘厳」という感じで建っている。
 中には入ることができなかったが、外観をみただけである雰囲気というか温度を感じることができる。行事でお祈りがあるときは、この敷地内は信者で埋め尽くされるという。その光景はさぞかしすさまじいものだろう。



 最後に足を運んだのは聖墳墓教会。ここはイエスキリストが亡くなった場所だ。イエスの墓や最後に吊るされた十字架がささっていた穴があり、世界中から訪れた信者が涙を流しながらお祈りしていた。
 僕は仏教徒でキリスト教についてはよくわからないのだが、その光景を見ているだけで、胸が熱くなった。この地はキリスト教の聖地なのだ。






ここが十字架の柱が立っていた穴。


イエスのお墓です。


墓の中

 夕方宿に戻って、みんなでシェア飯をしたあとは、S君、P君と夜の嘆きの壁を見にいった。昼と夜ではその光景が違うと聞いていたが、夜はユダヤ人信者の割合がかなり高くなり、それこそ異様な空気が充満していた。







 日本人がいきなりここに来たら、さぞかしいぶかしく思うだろう。でもそれも、1日この地をまわっていると次第に慣れてくる。ここではそれが当たり前だからだ。
 世界中にはそれこそ、裸で生活していたり、首にわっかをはめていたり、身体中に刺青をいれている人たちが当たり前のように生活していたりする。べつにそれでいいと思う。チョンマゲをしていても刀を持っていても、それがその土地で生きる人の姿ならば。
 逆にそういうものが全くなくなってしまったら、さぞかしその地は面白みのない殺風景な土地になってしまうだろう。
 
 世界中にはまだまだいろんな風習、慣習をもった土地がある。これからの旅でそれをあとどれくらい見ることができるだろうか。考えただけで楽しくなる。

 旅への好奇心、今だ健在なり。


今日のメニューはチャーハン2種とラーメンです。
author:tiger, category:Israel, 20:07
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死海で新聞を読む
日本を出発してから208日目
ただいま15カ国目
イスラエルのエルサレムにいます


 中東で1番行きたかった場所。それはエルサレムでもなく、カッパドキアでもなく、ぺトラ遺跡でもない。それは死海だ。

 学生時代、教科書で新聞を読みながら浮かんでいる写真を見て、どうにも気になって仕方なかった。ここ行けたら面白いだろうなあ。
 そのときは行けるなんてこれっぽちも思っていなかったのだけれど、それが今日、現実のものとなる。

 死海はヨルダン側からでもいける。ほとんどの旅行者がヨルダン側から死海に行っているのだけれど、イスラエル側とヨルダン側の両方行った人に聞いてみると、イスラエル側のほうが断然いいらしい。
 これはイスラエル側から行くしかない。今一緒に動いているS君もイスラエル側に行くことに最初から乗り気だったので、それならせっかくだからとイスラエル側を選択したのだ。

 バスに乗って1時間、エルサレムから南に1時間ほどくだったところにあるエンゲティという町に死海はある。タダで入れるパブリックビーチに最初は行ったのだけれど、なんかしょぼい。これは話に聞くヨルダン側とあまり変わらないのではないだろうか。
 S君と相談。実は、そこから車で10分の場所にはプールや泥パックの施設もととのった有料の「エンゲティ・スパ」という場所があるらしい。入場料は48シュケル(1400円)。痛い出費だけれど、せっかくここまで来たのだからと、その施設に行ってみることにした。

「エンゲティ・スパ」はまさに観光客用のリゾート施設だった。
 死海までは施設から車がでていて、施設にはシャワー、泥パック、プール、温泉まである。料金を支払いロッカーで着替えると、まずはメインの死海へ行ってみることにした。



 死海では欧米人を中心に50人ほどの観光客が水にたわむれていた。みんな浮いている。でもそれがどんな感じで浮いているのかはわからない。一応海水なら浮く。紅海だってそうだったからだ。



 ウキウキしながら死海に向かう途中、アクシデント発生。塩でかたまった地面を歩いている途中につまずいて右足親指を負傷してしまったのだ。軽く流血している。
 やばい。死海はちょっとの傷でもかなりしみるらしい。肌の弱い人はほとんど入っていることもできないくらい塩分が濃いので、今日はヒゲもそらずに死海に備えていたのに……。ここで怪我してしまうとは。

 水に足を突っ込むと、し、しみる。やばいくらいにしみる。
 だからといって入らないで帰るなんてことできるわけないので、そこは我慢して水に入った。
 しばらく歩いてみたけれど、足がしみるだけで、これといって変わったところはない。水も透明、というか、ものすごく澄んでいる。
 ヘソのあたりまで水がきたところで、身体をかがめて足を上げてみた。
 すると……

 うっ、浮く!
 浮く! 浮く! 浮く!
 勝手に足があがっていって、思わず笑いがこみ上げてしまった。
 なんだこりゃ。うわ、おもろい。すごいすごい!



 足の痛みも忘れて、30過ぎのおっさんが子供のようにはしゃいでしまった。
 で、しばしその感激に浸ったあと、例のものを広げてみた。例のもの。それはもちろん新聞である。
 本当は日本のものがよかったのだけれど、それはないので現地のものを宿から持ってきていた。
 何もしないでも腰を引いても浮いていられるので、リクライニングシートを倒した感じで新聞が読める。本当に無理をしなくても新聞が読める。

 教科書の写真は嘘ではなかったのだ。
 感動……。

 とりあえず写真を何枚か撮ってもらったあと、S君と交代して新聞を渡す。S君入水。そして浮遊。

 あっはっは! うわっ、あっはっは!


S君です。

 もう笑うしかない。その気持ち、わかる!
 写真をとりあえず撮り終えて新聞を岸に置くと、沖のほうまでいってみた。
 足が届かない場所ではどうなるのか? それが次の疑問だった。腰を上げているより、立っているほうが当然浮力は小さくなる。これで立ったまま浮いていられたらすごい。足が地面から離れる……

 浮いた! 立ったまま浮いた!

 これはすごい。死海の塩分はこれほどまでにすごいのか。
 S君と二人してはしゃぎまくり、しばらくは何も忘れてただただ水と戯れていた。(戯れるといっても顔は水につけれない。目に水がはいると相当しみるからだ)

 15分くらい水につかっていると、足の親指意外に痛い場所がでてきた。チ○コの先とコウモ○の穴である。やはり皮膚の弱いところは染みてくるらしい。次第にその痛みは強くなり、足の親指どころではなくなった。
(念の為言っておくと、これは僕だけではないです。他の人もなってます。また、別にそのあたりを酷使しているわけでもないです)

 やばい、もう出よう。水から出て軽くシャワーを浴びると、死海沿いの岸で塩岩を見てまわった。塩が珊瑚のように岸辺で固まっている。まるでクリスタルのようだ。
 しばらくその景色を楽しんだあと、落ちていた塩の塊をいくつか失敬して施設に戻った。





 施設に戻ってからは、もうバカンス。今日はいいだろうと、ちょっと高めのビールを頼み、プールサイドでS君と乾杯! しばらく休んでから泥パックをしにいき、最後は温泉に入って旅の疲れを流した。









 気がつけば夕方5時。本当はこのあと、別の町に行く予定だったけれど、あまりに楽しくて時間の経つのを忘れてしまった。
 帰りにお土産用の泥パックとお風呂で使える「死海の塩」を購入。今日ばかりは旅人ではなく、旅行者だった。

 死海、バンザイ! 入場料1400円。全然高くない出費だった。


あまりに楽しくてちょっと素顔公開。

※ちなみに今日からミクシィ始めました。これで僕もようやく現代人の仲間入りです。現在マイミク募集中です。
author:tiger, category:Israel, 21:00
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