- メキシコ入国
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2007.04.13 Friday日本を出発してから84日目
ただいま7カ国目
メキシコのカンクンにいます
今日は朝からマイアミからメキシコに移動した。マイアミはNBAを見るために寄ったといっても過言ではないが、やっぱりほとんどそれで終わりだった。
飛行機は1時間遅れでカンクンの空港に到着。バスでセントロまで出て宿を探した。今回の宿は「ROSAS7」という日本人宿。なんでも最近できたらしい。1泊8ドルで朝食付きらしいからまあまあだろう。
とりあえずまだ時間があったので宿のまわりを散歩した。スーパーや土産物屋をまわってみたが、思っていたより物価が高い。まあそれでもアメリカと比べれば半分くらいなので幾分気持ちは楽になった。
とりあえずビールとメキシコ名物のタコスを食べて腹を満たした。しめて55ソル(550円)。タコスはさすがというか、実に美味かった。
ここカンクンからはキューバとグアテマラに行く予定。あまり時間がないのでモタモタしているわけにはいかないのだけれど、とりあえず今日明日は下調べをしなければならない。
情報ノートや「地球の歩き方」を参考に大事なところをメモっていたら夜になった。夜食もやっぱりタコスにビール。今回は魚のスープもつけてみたがあまり美味くなかった。タコスもやっぱり揚げたやつより軽くあぶった生地のほうがいい。明日また挑戦してみよう。
夜食を食っていると、ミサンガ売りの少女がやってきて「買って買って」と言ってきた。あんまりかわいかったのでついつい買ってしまった。これで右手首にはプーノで買ったのとあわせて2本のミサンガがつけられている。これで何か幸せになれるのかなあ……。
- メキシコでサルサにはまる
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2007.04.14 Saturday日本を出発して85日目
ただいま7カ国目
メキシコのカンクンにいます
カンクン2日目。これからの移動をどうしよう。
キューバへ渡ることは決めているのだけれど、もう一つ行きたい場所がある。グアテマラだ。当初の予定では全然考えていなかったのだけれど、日本人旅行者で行ったことのある人はこぞって「グアテマラはいい」と言う。
ルート変更は旅の醍醐味だし、これで行かない手はない。もう行くチャンスはないかもしれないのだから。午前中にバスターミナルに行って、サンクリストバル(メキシコ)のチケットを入手した。332ペソ(3300円)。
ベリーズを通るルートもあるのだけれど、それだと高くつくし、サンクリストバルもいい町らしいのでそこを通ってグアテマラに下りることにした。
今日はせっかくカンクンに来たのだからビーチに行こうかと思っていた。一応午後から行こうかと用意はしていたのだけれど、宿の日本人と話しているうちに時間がたってとりやめた。そのかわり、日本人女性、A子ちゃんとMちゃんがサルサにはまっていて、今日も踊りに行くと言っていたので、一緒に連れて行ってもらうことにした。
夕食はスーパーで買った食材で自炊して済ませ、22時に宿を出てライブ会場に向かう。サルサなんて踊ったこともないし、まともに見たことも聴いたこともない。二人が踊るのを酒を飲みながら見ていようと思っていたのだけれど、お店に行ったらまだお客がぜんぜんいなかった。
せっかくなのでこの時間を利用して、2人に踊りの基礎を教えてもらった。サルサは男女がペアになって、リズムにあわせて踊るのだけれど、男性は女性をリードしながら回ったり移動したりする。
基本的に上半身は動かさない。一定のリズムに合わせて個々のもっている色々なバリエーションを混ぜながら踊っていく。僕も2人に教えてもらった基礎のステップと簡単な動きだけで踊らせてもらったのだけれど、その簡単な動きをしているだけで楽しい。すごく楽しい。思わず顔がほころんでしまうほど楽しい。
時間も12時を超えるとお店はお客でいっぱいになった。生バンドの演奏と歌声で会場は大盛り上がりだ。スペースをいっぱいに使ってみんなが踊りだした。
これは見ているだけじゃダメだ、なんないと。ちょっとずつ教えてもらいながら、ステップを覚えてやってみるのだけれど、形は覚えても、なかなかリズムよくとまではいかない。最初は楽しかったけど、周りを見ているとだんだん悔しくなってきた。
女性2人で男性1人だから、空いている子にはすぐに他のテーブルの男性が手をさしのべてくる。それがうまい人になると、見ているこっちも魅了されてしまう。男性がうまいとA子ちゃんもMちゃんも生き生きと踊っている。さぞかし気持ちいいんだろうなあ。
途中からはサルサの先生が日本人の僕らに目をつけてくれて、僕にも色々と高度な技を教えてくれた。女の子を2回点させたり、4人で踊ったり、腕をわけのわからない形に絡めてみたり……。
もっと踊れたら気持ちいいだろうなあと思う。なんせ女の子を自分の意のままに、それこそ操り人形のように動かせるのだから。
これまで踊りと名のつくものは、日本の「クラブ」に学生時代に多少通っただけで、ほとんどやったことがなかった。アルゼンチンのディスコもカーニバルの踊りもよかったけれど、あれは我流の適当な踊り。中米にそんなに長くいるわけではないけれど、メキシコ、キューバ、これから行くグアテマラもちょうどサルサが盛んなようだ。できるだけ機会を見つけてやってみたくなった。
気が付けば午前3時半。今日はこれできりあげて宿に帰ることにした。明日の夕方にはカンクンを離れてしまうのが残念で仕方ない。
A子ちゃんとMちゃんともう何回か行って色々教えてもらいたかったな。一人でお店に行けるほど勇気はないので、これから行く先々で日本人のサルサ好きを見つけなければ。
- グアテマラ行き決定!
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2007.04.15 Sunday日本を出発して86日目
ただいま7カ国目
メキシコのカンクンにいます
午前11時起床。まだ昨日のサルサの興奮がおさまらない。今日カンクンを出てしまうのが本当に残念だ。
昼過ぎにリュックサックを買いに町に出る。今回はカンクンの宿に大きな荷物を置かせてもらうことになったので、サブバックを手にいれなければならない。今回の旅で僕のバックは50リットルのバックパックとショルダーのみ。
1泊2泊ならショルダーで足りるのだけれど、今回は1週間から10日間。ジャングルツアーでも結構不便だったので、この際だから買ってしまうことにした。
近くの店で探したけれどいいのがないので、NIKEショップで適当なのを探す。319ペソ(3200円)。結構痛い出費だった。
宿に戻ると、昨日一緒にサルサに行った2人がいたので、サルサの反復練習をしてもらう。2人とも本当に親切で教え方もうまい。上達が早いとおだてられて、すっかりその気になってバスの時間ギリギリまでステップの練習をしていた。
日本ではあんまりサルサを踊れる場所がないらしい。六本木にはあるらしいから、是非日本で一緒に踊ろうと約束して宿を出た。
これから18時間の夜行バス。長時間移動はなれているとはいえ、今回は後ろ髪をひかれながらの移動だから気が重い。とりあえずバスの席に座りながらサルサのステップを踏んでみた。
- サンクリストバルの市場
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2007.04.16 Monday日本を出発して87日目
ただいま7カ国目
メキシコのサンクリストバルにいます
午前11時半、バスはメキシコの都市サンクリストバルに到着した。
そんなに長くここに滞在できないので、明日出発のメキシコ国境までのバスチケットを買っておいた。
とりあえず今日しか動けないので、宿に着く前にこの町を回ってみることにした。
サンクリストバルはそんなに大きな町ではない。広場や教会、土産物屋を見ながら町を歩いていったのだけれど、町の雰囲気がとてもいい。
人はみんなおだやかで親切だし、笑顔がある。カンクンでも思ったけれど、メキシコ人は僕に合う人種なのかもしれない。
町並も綺麗な建物が並ぶ。綺麗といっても豪華なわけではなくて、程よい感じに空間と色合いがあって、散歩するには絶好の町だ。
何よりすごかったのが、市場。このブログでもう何度も書いているように、僕は市場が大好きで、町に来るたびに市場をまわる。これまで一番お気に入りの市場はクスコの市場だったけれど、ここの市場はそれより遥かにいい。
まず、色合いがいい。フルーツや土産物の原色が視覚的に心地よく、市場自体がバラックのような感じなので、通路から入る日の光がそれを更に鮮やかに映し出している。
それから空間がいい。決して通路が広いというわけではないけれど、ほどよい広さで、通路も動きやすいように組んである。更に店の並びも絶妙で、歩いていて飽きない程度にうまい配置になっている。
店からは威勢のいい掛け声が飛び、それもうるさいと感じないくらいの大きさと頻度なので耳につかず、活気を感じる。
そして一番いいのが店番をしているメキシコ人。愛想があって、しつこくなく、笑顔で対応してくれる。若い少年や少女の店番も多く、素朴な笑顔がとくにいい。
市場好きの僕には、もうよだれが垂れるような極上の市場だった。2時間かけて市場をぐるりと回り、フルーツとサルサのCDを買って外に出た。
すっかりこの町が気に入ってしまった。さほど期待もせず、移動の通過点としか見ていなかったので、1日で通り過ぎようと思ったのだけれど、もったいない。ああ、チケット買わなければよかったなあ。
夕方、この旅初の散髪に行ってきた。旅を始めて3ヶ月、いいかげんうるさくなってきたので、お気に入りのこの町で切るのはちょうどいいと思った。
これまで僕は11年間、東京の駒沢にある同じ美容院でずっと髪を切りつづけていた。11年ぶりに違う人に切ってもらうので多少心配もあったのだけれど、案外まともに切ってくれてちょっと拍子抜けした。別に変な髪形を期待していたわけではないのだけれど……。
※虎のマスクをかぶっているため、お見せできないのが残念です。
- 日本人宿の女性管理人
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2007.04.17 Tuesday日本を出発して88日目
ただいま7カ国目
メキシコのサンクリストバルにいます
今日は本来であれば、早朝にバスターミナルに行き、とりあえず国境近くの町までバスで移動する予定だった。そのため昨日のうちにバスチケットも買っておいたのだけれど、なぜかもう一日、サンクリストバルにいることにした。
一つは宿まで迎えにきてくれるシャトルバスが出ていると聞いたこと。これなら途中で面倒な乗り換えをしなくても目指すアンティグアまでその日のうちに着くことができる。
もうひとつ、これが大きな理由なのだけれど、このサンクリストバルという町、そして「カサカサ」という日本人宿がかなり気に入ってしまい、もう一日いたいと思ったからだ。
「カサカサ」は現在、日本人の女性が2人で管理人をしている。20歳のNちゃんと25歳のM子ちゃんだ。
カンクンの「ROSAS7」でも28歳のYさんという日本人女性が管理人をしていたけれど、3人とも旅をしていてその宿にたどり着き、そのままそこで管理人をしながら暮らしているという。
NちゃんもM子ちゃんも半年くらい働いているらしいが、サンクリストバルの町が好きだからというその理由もわかる気がする。
メキシコは日本人女性が多い。それも仕事をして住んでいたり、リピーターで何度も訪れていたりする。メキシコ人の男はそんなに魅力的なのだろうか。
今日はまた市場にいって、たっぷり時間を使ってまわり、夕方には宿に戻って宿泊者3人と管理人2人の計5人で夜中までくだらない話をして時間を過ごした。内容は実にくだらなかったが、実に楽しい時間だった。
100ペソ(1100円)したバスチケットは無駄になってしまったけれど、宿はとっても居心地がいいし、この町も好きだし、全然後悔しなかった。またいつか、この町に戻ってこれたらいいなあ。
- メキシコ再来
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2007.04.26 Thursday日本を出発して97日目
ただいま8カ国目
メキシコのパレンケにいます
今日は移動日。ここのところ移動が多い。バス移動は慣れているといっても、さすがに飽きた。毎日けっこう遅くまで起きているので、睡眠は車中。今回もベッドで2時間、茶宙で4時間の睡眠だった。たまには2週間くらいでいいから一つの町に沈没してみたい。
朝5時のバスに乗ってフローレスから移動する。次の目的地はパレンケだ。パレンケといえばやっぱり遺跡なのだけれど、今回の滞在はグアテマラからカンクンに行くための通り道。本当だったらベリーズを通ったほうが早いのだけれど、入国税が高いのとあまり魅力を感じられなかったのでパレンケ経由にすることにした。
パレンケの遺跡自体も最初は見なくてもいいかと思っていたのだけれど、ティカルがあまりにもよかったので、一応今回も遺跡を見てみようと思う。
バスは2時半にパレンケに到着。思ったよりも町だったことに驚きながら、山田とダブルで100ペソ(一人50ペソ、520円)の宿をとった。
メキシコは9日ぶりくらい。久しぶりに屋台でタコスを食って、溜まった日記を書いた後、スーパーで買ったビールを飲んで、午前3時ごろ就寝した。
- パレンケ遺跡へ
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2007.04.27 Friday日本を出発して98日目
ただいま8カ国目
メキシコのパレンケにいます
今日はパレンケ遺跡を見に行った。カンクンに荷物を置いて1週間予定でグアテマラに行ったのだが、途中で色々寄り道をしたりして、結局2週間近くたってしまった。
デジカメの充電器をカンクンに置いていってしまい、ついに昨日電池切れ。大事なパレンケ遺跡をカメラに収めることができない。残念だ。
日本人はカメラ好きとよく言われるが、本当にそうだと思う。どの観光地にいっても、日本人はやたらめったらパシャパシャやっている。そういう僕もその一人で、なにかあるごとにカメラをとりだして写真を撮っている。ちょっと節操がないかとも思うのだけれど、それほど写真を撮るのは面白い。
風景を目に焼き付けるというのもいいと思うのだけれど、正直、なかなか覚えていない。後で見たときに思い出せるし、友達との話題になるのがいい。
そのカメラが使えないのだから、少しがっかりしたものの、たまにはカメラのことを気にしないでこの風景を目に焼きつけようかと思った。
パレンケ遺跡はマヤ文明の代表的な遺跡で、800年間もの間、人知れずジャングルのなかで眠っていた。発見されたのは18世紀になってからだという。
マヤ遺跡といえば、2日前にグアテマラのティカル遺跡を見てきたばかり。規模的にはティカルのほうが大きいので、それほど期待はしていなかったのだけれど、建物の造りはティカルのそれとは違っており、とくに中央の宮殿はひとつひとつの部屋が用途ごとに細かく区切られていて驚いた。パレンケが栄えたのは7世紀というから、たいしたものだ。
もちろん至るところに修復のあとは見えるのだけれど、こちらの遺跡はだいたいの場所に入ることができる。ティカル遺跡もそうだったが、塔へも階段を登っていけるし、地下室や宮殿の中へも普通に入っていける。
これまで多くの人が通ってきたであろうに、これだけしっかりしているのだから、当時の建築技術はそうとうなものだったのだろう。しかも頑丈なだけではなくて、美しく、威厳があって、かっこいい。パレンケ遺跡もティカルとはまた違ってなかなかよかった。
カメラをもっていなかったおかげで、一つ一つの遺跡、風景をのんびり見ることができたように思う。塔に登って眼下をながめていると、ティカル遺跡でもそうだったように、当時の様子を勝手に空想できて楽しい。
カメラがないのもそれはそれでいいなと思った。でも、僕はカメラが必要な人間らしい。やっぱりこの風景を撮りたかった。ばりばりの日本人やからね。
結局、そんなに広い敷地ではなかったけれど、3時間半くらいのんびり遺跡をまわって町に戻った。今日はこれから夜行バスでカンクンに移動する。2週間ぶりのカンクンだ。サルサを教えてくれたA子ちゃんとMちゃんはまだ宿にいるだろうか? いたらまたサルサを教えてもらおうかな。
- カンクンで旅友と再会!
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2007.04.28 Saturday日本を出発して99日目
ただいま8カ国目
メキシコのカンクンにいます
今日は朝10時にカンクンに到着。夜行バスで14時間半。疲れた。
夜行バスに疲れたというよりは、最近、移動が多くてお疲れ気味。無理やり日をつめてグアテマラに行ったのだから仕方ないのだけれど、ここのところ沈没欲求が膨れ上がっている。のんびり一箇所に腰を落着けて町を見てみたい。仲良くなった旅人や現地人としばらく楽しい時を過ごしたい。ああ、沈没したい。
とりあえず5月の半ばにロサンゼルスで旅仲間と落ち合って一緒に国立公園をドライブする予定なので、そこまでは多少きつくても先に進んでいかなければならない。それがすんだらどっかのルートを大幅に削ってのんびりしよう。
カンクンに着いたらすぐに宿にむかった。2週間前に泊まって荷物を置かせてもらっている日本人宿「ROSAS7」だ。宿につくと、まずMちゃんと対面。そしてA子ちゃんと対面した。2人には前回サルサを教えてもらっていて、絶対再会したかった。別れたときは、「そろそろ移動しようと思っているから」と言っていたのだけれど、沈没癖があるのでまだいるんじゃないかと思っていたら、案の定まだ居た。
話をきくと、A子ちゃんは今日の夕方にサンクリストバルに移動してグアテマラを目指すという。Mちゃんは明後日の便でキューバに渡るという。ぎりぎり間に合った。
再会を喜び、アンティグアでのサルサ話に花を咲かせて盛り上がったあと、キューバの話になった。このあと僕もキューバに行く予定、Mちゃんは少し前にもキューバに3週間行っていて、あんまり楽しかったので再訪するのだという。これは渡りに船だ。山田と一緒に行く可能性もあったのだけれど、勝手に明後日発のキューバ行き航空券をとりにいってしまった。まあ、いいだろ。
夕方、A子ちゃんを送りにバスターミナルに行った。せっかく再会したのにすぐに別れるのは寂しいけれど、宿を出る直前にロビーで一緒にサルサを踊れたのはよかった。
彼女はこれから行くグアテマラのアンティグアでまたサルサにはまることだろう。ペンション田代に泊まると言っていたから、田代のY子さんとも会って一緒にサルサを踊りにいくかもしれない。自分の知人同士がどこかで出会う。旅にはこういうのがあるもの面白い。
で、夜中は2週間前にも行った「キューバンバール」にサルサを踊りに行った。メンバーはMちゃんと同じ宿のテツヤ君。夜中の11時半に宿を出た。
このお店はキューバ人の生演奏にあわせてサルサを踊れるので気持ちいい。でも、気持ちがいいのもつかの間で、しばらくすると、あまりに自分が踊れないので歯がゆくて仕方が無かった。Mちゃんは前より上手くなっていると言ってくれるのだけれど、全然ダメ。ほんと全然ダメ。もっと練習しなければと思わされた夜だった。
休みながら何度も踊り、2週間前に会ったサルサの先生とも再会して記念撮影をしたあと、店を出た。朝5時。さすがに疲れた。
- カンクンで毛染め
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2007.04.29 Sunday日本を出発して100日目
ただいま8カ国目
メキシコのカンクンにいます
すっかり更新が滞った。実はこのあと中米、北米と移動するのだけれど、あまりに旅が楽しくて、ブログをさぼってしまった。
旅が楽しいと、ブログを書く気がしなくなる。楽しいときこそ書く事があるだろうと思われるかもしれないけれど、書く事なんて探せば何かしらある。逆に本当に楽しい時は、ブログを書く事すら面倒くさくなり、そのまま快眠してしまうのだ。
で、世界一周100日目の今日は何をしたかというと、明日からのキューバ行に備えた買出しと休養。これといって何をしたわけではないのだけれど、気分転換に髪の色を変えようと思った。
仕事をしていると自由な髪型、自由な髪色ができないのが日本。それは悪しき風習ではなく、むしろ称えられるべきことのようにも思うのだけれど、まあ思いついたのでやることにした。
目指すはシルバー。僕のサルサの師匠であるMちゃんに選んでもらった色にそのまま従うことにした。
毛染め開始。スーパーで買ってきた毛染め液をまんべんなく髪に塗りたくったのだが、その途中、宿のオーナーから思わぬ一言が。
「おい、これ、白髪染めだぞ」
えっ、ええっっ!
そう。安さを重視して買った毛染め液はやたら量が少なく、髪のさほど長くない僕でもようやく液体が足りたほど。スペイン語が読めないので、パッケージの写真だけで選んだ毛染め液は白髪染めだった。
おいおい、こんなモデルを白髪染めのパッケージに使うなよな。色をシルバーにするどころか、よけに髪の毛が黒くなってしまった。
結局、その日のうちに再度スーパーにいって再度毛染めにチャレンジしたものの、白髪染めがききすぎてほとんど効果なし。2度の毛染めは失敗に終わってしまった。
うっ、うう。残念。また機会があったら今度こそ色をかっこよく変えてやる!
これがその白髪染め。パッケージにだまされた。
- ロス行き航空券をゲット!
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2007.05.11 Friday日本を出発してから112日目
ただいま9カ国目
メキシコのカンクンにいます
今日は昨日から一睡もしないまま行動していた。
午前中は昨晩からひきつづいてキューバの日誌を書き、キューバにいるあいだ一度もできなかったインターネットを開いて溜まっているメールを返信したりしていた。
午後からはアメリカ行きの航空券を探しに旅行会社を8軒まわった。カンクン→ロサンゼルスで236USドル。16日なら193USドルのチケットもあったのだけれど、15日中にロスに着かなくてはならないので、そのチケットで手をうった。それでも予想していたより安かったのでよしとしよう。
夕方は宿のみんなとカレーライスをシェア。といっても、一方的に作ってもらい、一方的に食べたにすぎない。
陽気で面白いKちゃんが作った料理はやたら美味い。この旅はじめてのカレーライスは日本にいたときに食ったものとまったく同じで感動してしまった。
明日はこの宿の宿泊者全員でイスラムヘーレスのビーチに遊びに行くことになっている。
みんな乗りがよく、みんなお酒好きなので、話していて面白い。昨夜は一睡もしていないのに、今日もみんなと話しているうちに夜中の3時になってしまった。
そろそろ寝よう。明日は楽しくなりそうだ。